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勉強会の帰り道、5人で帰ってるけど
前にあじ、黒ちゃん、颯太の3人と
後ろに私としょまの2人に分かれて歩いていた。
前3人は楽しそうにケラケラ話してるけど、
なぜか私たちは手を繋いでいるだけで会話はなくて。
でも、これが心地よかったりするんだよね。
翔馬「...テスト終わったらさ、」
「ん？」
翔馬「テスト終わったら、デート行こっか」
「え、行く！」
翔馬「決まり。俺のやりたいことリストの1つ、叶えに行きたいんだけどいい？」
「いいけど...しょま、もうやりたいことリスト作ったの？」
あの日は、作ろうって話にはなったけど
実際に作りはしなかった。
だからてっきりまだ作ってないと思ってたんだけど...。
翔馬「うん、一応とりあえずだけど。またやりたいこと、増えるかもしれないし(笑)」
「うわー、しょまたん欲張り！(笑)」
翔馬「別にいいでしょ、人間欲がないともったいないよ」
「なにそれー(笑)」
翔馬「Aだってある程度は欲があるでしょ？」
「まぁそりゃね？ない人なんていないでしょ」
私がそう言えば、「じゃあ俺もAも一緒だよ」
なんて言って、繋いでた手を離して前にいる颯太に
後ろから飛びつきに行ってしまった。
しょまがいなくなったら、私一人なのに(笑)
...しょまがいなくなったら、私一人。
......そうだよ、しょまがいなくなったら私どうしたらいいの？
なんでもすぐに気付いて、"A！"ってそばにいてくれてた
しょまがいなくなったら、私どうなるのかな。
...他の4人もずっと近くにいてくれてたけど、
やっぱりしょまが一番だったもん。
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作者名：mim! | 作成日時：2020年11月27日 14時
