▼ 01 ページ1
4月_
"ｶﾞﾗｶﾞﾗ"
「セーフ！？セーフだよね！？」
自分のクラスを確認して、
普段からは想像できないくらいのスピードで
階段を上がって、自分のクラス"2-A"の教室に
滑り込めば「ギリアウト！」と幼馴染みの湧の声が聞こえた。
平野「深田、新学期早々遅刻はやめてよ〜」
「えぇ...なんで先生もう来てるの？」
あれだけ頑張って階段のぼったのに...。
これじゃあ、意味ないじゃん...。
平野「深田こそ、なんで遅刻するの？」
「二度寝しちゃったんだもん」
黒板をチラ見して、自分の席を確認すると
私の隣はしょまたんだった。
...ちゃんと確認してなかったけど幼馴染み全員
同じクラスなんだ。このクラス煩くなるなぁ...。
翔馬「おはよ、A」
「おはよ、しょまたん」
リュックを机の上に置いて、
その上に顔を乗せて先生の話を聞いてたら
突然トントンと後ろから肩を叩かれた。
「ん？...あれ、舞華？」
舞華「A全然気付かないんだもん(笑)
今年、うちら同じクラスだよ」
「え、舞華と同じなの！？今年当たりじゃん！」
平野「もう、深田！」
「あ...」
前に向き直して、またリュックに顔を乗せながら
教室を見渡すと去年同じクラスの子とか、
部活が同じ子とか知ってる顔が結構いた。
...やっぱり今年当たりじゃん。
翔馬「A、今日部活いけないんじゃない？」
「えぇ...」
翔馬「まぁでも、今年当たりだよね(笑)」
「しょまたんもそう思うよね？」
翔馬「うん、2年は行事も多いしよかったぁ。
知ってる人誰もいなかったらキツいもん(笑)」
「まぁ、しょまたんならどうにかなりそうだけどね」
翔馬「そうかぁ？(笑)」
先生の話なんてほぼほぼ聞かないで
しょまたんと話していたら、
SHRの終わりを告げるチャイムが鳴って、
「じゃあ体育館向かってー！」と先生が言った。
_
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 339人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「少年忍者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mim! | 作成日時：2020年11月27日 14時
