1滴 ページ2
街を見渡せば家族連れが多く見られる。
そんな日曜日。
シャークんと私は人で賑わうカフェを訪れていた。
「ご注文はお決まりでしょうか？」
『あー、じゃあ私はこのいちごパフェで』
『シャークんは？』
shk「…アイスコーヒーで」
『それでお願いします』
アイスコーヒーなんてすぐに飲みきれてしまうのに。
そんなものを頼むほど、この空間から早く抜け出したいんだろうな。
そんな意図で頼んだかは知らないけど。
でももしそうならさ、私がいちごパフェを頼んだ理由は分かるよね。
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「お待たせ致しました、いちごパフェとアイスコーヒーでございます」
こぼれてしまいそうなほど大きなアイスをスプーンで一口。
冷たさを感じるとそれは口の中ですぐに溶けてしまった。
まるで私たちみたいだ、と自虐する。
shk「A、あのさ」
『アイスが溶けちゃうから、先に食べてもいい？』
シャークんの言葉を遮り、放ったのはそんな言葉。
shk「……分かった」
仕方ないとでも言わんばかりの態度に、口出しも何もしない。
こんなこと、もうすっかり慣れたんだから。
ねぇシャークん。
私はね。
まだ別れたくないんだよ。
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ののあ(プロフ) - りりらさん» わわ！ありがとうございます😭💗出逢えてよかったと言っていただけるのめっちゃ嬉しいです…！！ (12月10日 11時) (
レス) id: ca8d1d1062 (このIDを非表示/違反報告)
りりら(プロフ) - コメント失礼します！短いお話なのにここまでちゃんと内容がしっかりしててまとまってて綺麗すぎる。。。ほんとうに大好きですたまたま目に入りタップしてみたのですが出逢えてよかったです🥲他の作品も読みたくなりました、、💞 (12月4日 3時) (レス) @page12 id: 97e36a4b18 (このIDを非表示/違反報告)
ののあ(プロフ) - けいさん» ありがとうございます！そう言っていただけてとっても嬉しいです…！！ (11月23日 19時) (レス) @page12 id: ca8d1d1062 (このIDを非表示/違反報告)
けい - わっ！！！！！切ない感じほんとに大好きです… (11月20日 23時) (レス) @page10 id: 30409745a3 (このIDを非表示/違反報告)
ののあ(プロフ) - Mさん» shkさんは絶対初心だろうな…という認識がありましたので！笑ありがとうございます！！ (11月19日 10時) (レス) @page8 id: ca8d1d1062 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ののあ | 作成日時：2023年11月7日 22時
