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俺以外に見せンな 【中原中也】 夏様リクエスト! ページ4

夏…といえば何が思い浮かぶだろうか?其の思い浮かぶランキング上位に入っているだろう、海。ヨコハマから少し離れた海水浴場にAと中也は居た。

きっかけは、Aが中也の執務室にいる時の独り言だ。
「海に行ってみたいな…」
幼い頃から黒社会で生きてきたAは海なんて行ったことがなかった。其れを聞いた中也は、
「わーった。じゃあ、来週の日曜、二人で海行こうな」
とニカッとした表情で云った。勿論、Aの顔が赤くなったのは云う迄もない。

「お待たせー!」
更衣室前。とっくに着替え終わった中也は未だに着替えている愛しい彼女を待っていた。待っている間、中也は心の中で叫んでいた。
(彼奴の水着…絶対ェヤベェだろ…)

そう思ったもの束の間。中也の予感は的中した。
白く、モチモチとした美しい肌、そして手に収まりきれないような大きい胸。何より、思ったより肌が露出している。
「…っ!…此方来い」
「一寸…中也!」
中也はAの腕をがっしり掴み、人気のないところに連れて行った。

「…此れ着ろ」
中也が差し出したのは彼が先程まで羽織っていた灰色のパーカー。中也は強引に着させた。
「中也!?何して…!」
「莫ァ迦。手前がそんなエ ロい水着着てンから…他の男の視界に映ンのが嫌だったンだよ…」
中也は少し悲しそうな表情を浮かべた。そんな顔をした中也を見たことがなかったAは必死に謝る。目が少し涙目だ。
「御免!中也…っ!」
中也はAの唇を貪るように塞いだ。

「なぁ…手前危機感持てよ。此処は人気のない場、其れに…手前は水着姿。そんな状況で涙目で謝罪とか…誘ってる風にしか見えねェけどな…」
中也はもう一度Aの唇を塞ぐ。
「うっ…!うぅ」
酸欠であまりにも苦しいのか、Aは中也の胸板を叩く。だが、所詮は男。其れにマフィアきっての体術使いだ。そんな人に敵う筈はない。

少し経つと唇が離れる。Aの目元は涙でいっぱいだ。
「なァ…A…」
耳元でこう呟く。

「今夜、覚悟しとけよ?」

猫耳 【中原中也】 リルナ様リクエスト!→←あなたと一緒に…美しい海を【太宰治】 夏様リクエスト!



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 双黒 , 短編集   
作品ジャンル:アニメ
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ハイド - リクエスト良いですか?男勝り&自由人間な夢主が太宰が浮気しているところを見たらをお願いします! (2020年3月4日 12時) (レス) id: c16d7a3dc3 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リクエストしていいですか[主人公が妊娠中に編み物していたら][妊娠中の主人公が貧血で倒れたら]お願いします太宰さんと中也さん別に書いてくださいお願いします (2019年5月21日 6時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - わかりました( ̄▽ ̄;)がんばります (2019年4月19日 21時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - りんさん» なるべく、女体化などの現実味のないネタを書くのが苦手だったりします……得意なのはシリアスです (2019年4月19日 20時) (レス) id: 924108a693 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ゆんゆんさん» わかりましたリクエストが終わってからまたリクエストしますダメなネタとかありますか? (2019年4月19日 18時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆんゆん | 作者ホームページ:http://touch.pixiv.net/member.php?id=17622667  
作成日時:2017年5月3日 12時

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