赤いわんこ拾いました【莉犬】 (ページ3)

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2話みたいなものページ3

なんだかんだいって家に連れてきちゃった赤いわんこ君。

A「お風呂は向かって右にあるからね。着替えは適当に用意しとくから」

⁇「ありがとうございますっ！！」

A「にしても不思議な子だなぁ…)

疲れてソファーにどさっと寝っ転がりながら私は考えた。

まずあの子は何で段ボールの中になんか入っていたのだろうか…。

それにあの子のみみとしっぽはなんなんだろう…。

A「うーん…」

結論はよくわからない！だって考えても意味ないと思うし、眠いし、疲れたもん！！！

あの赤いわんこ君がお風呂あがったら話きこっ。

-お風呂あがった‐

A「それで…君の名前は？」

??「俺の名前は莉犬！」

A「莉犬君ね。それで、あなたの家はどこ？」

莉犬「わかんないんだ…」

A「えっ！？」

莉犬「覚えているのはあそこの段ボールの中にいたことと、名前が莉犬ってことだけなの…」

A「そっか…」

莉犬「お姉さんの名前は？」

A「私の名前はAだよっ」

莉犬「かわいい名前!」

A「ありがとう。莉犬君の名前のがかわいいけどねｗ」

そして私は未使用のベッドを押し入れから引っ張り出して

彼のベッドにした。

A「ここで寝てね。何かわからない事とかあったら隣の部屋にいるか…」

莉犬「まって！俺も一緒に寝たい…だめ？」

A(そのキラキラうるうるな目はだめだってええええ！！！)

A「うぅぅ…仕方ないなぁ…」

莉犬「やった！！」

私は彼のベッド(仮)を押し入れにしまい、彼を連れて寝室に来た。

もともと、狭いベッドに１人で寝るのは好きじゃなかったのでここはでっかくキング！！

キングに一人でねるってなんか寂しかったから莉犬君が来てよかったかなｗ

莉犬君はベッドに潜るとすぐ寝込んでしまった。

まぁ、ずっとあんな所にいて疲れたのだろう。

それに、記憶喪失みたいだし…

これからしばらくは家で預かることになるのかなぁ

莉犬君の天使の寝顔を見ながらそう考えて、自分の明日仕事があるのを思いだし、

ベッドにもぐりこんだ。