シークレット運転手 ページ25
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勿論試験が終わったということは夏休みが来るわけで。
サークルにも偶に行くけど、ほとんど暇。
そんな時にチョンロくんから連絡が来て、マーク先輩の誕生日プレゼントを買うから来て欲しいと。
そっか、あっという間に8月だもんね。
サークルの先輩の誕生日プレゼントはサークルのメンバー皆でお金を出してまとめて買っている。
今年のマーク先輩の誕生日は私とチョンロくん、チソンくんが担当することになっていた。
CL「あ、ヌナ！」
待ち合わせ場所に行くと2人が既に居て、行くところも買う物も任せてしまってごめんね、と言うと"全然いいですよ〜"と。
JS「色々見て回れるように車で移動することにしました！」
じゃーんという2人の前には確かに車があって。
『2人運転できるの？』
CL「できない！」
JS「できないです」
なるほど、私の今日の役割は運転手なのね。
JS「本当はヌナに運転してもらおうと思ってたんですけど、暇な運転手が居たので！」
『運転手？』
CL「ま、乗りましょ」
JS「ヌナは助手席〜」
訳が分からないまま助手席に乗ると、そこに居たのは
JN「こんにちは〜」
『え、イジェノ....さん』
白いTシャツにスキニーを履いて眼鏡をかけた完全オフ状態のジェノさんだった。
CL「今日ね、ジェノヒョンも行くって言うから」
チョンロくんがからかうように言うと、ジェノさんが"チョンロ〜？"と余計なことを言うなという口調で言った。
JN「宜しくね」
『あ、はい...』
どうしよう、一気に心臓が痛い。
ジェノさんが居るならもう少しなんかお洒落してくれば良かった。
暑かったから髪もまとめてるし...。
とりあえずチョンロくんが言うお店をナビに入力して、偶にジェノさんに"そこの角右です"とか"後ろから自転車来てます"とか言ったりしているうちに目的地についた。
車から降りると照りつけるような日差しに目が痛くなる。
JN「Aさん」
『っはい』
JN「これ、被ってて」
『え...』
差しだされたのはさっきジェノさんの膝の上にあったキャップだった。
『でもこれジェノさんが』
"いいから""でも..."のやりとりを数回続けていたら、少し雑にキャップを被せられた。
JN「あ、ちょっと大きいね」
一度取ってちょっと締めてからもう一度被せて...。
その間私の脈は夏祭りの太鼓のように高鳴っていて抵抗もせずにされるがままになっていた。
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はりねずみ(プロフ) - 何度も読み返してます！とても面白いので次のジェミンの話も楽しみにしてます！ドンヒョクのお話のパスワードを知りたいのですが、教えていただけますか？ (2021年8月7日 18時) (
レス) id: d7178e9f9f (このIDを非表示/違反報告)
そんふん(プロフ) - "構成要素"をお互いに見せ合って、"オッケー！"ってなったら付き合うという考え方が、すごく素敵でした。何度も読み返すくらい大好きです！ (2021年8月6日 1時) (レス) id: 0e6301f498 (このIDを非表示/違反報告)
さなこ(プロフ) - この作品、好きすぎて月1くらいで読み返してます。笑 (2021年6月4日 1時) (レス) id: a10af9d64e (このIDを非表示/違反報告)
あんまん(プロフ) - みんさん» コメントありがとうございます！ジェノペンさんにそう言ってもらえると凄く嬉しいです...!私もまた書けたらいいなと思っているのでその時はぜひ宜しくお願いします！ (2021年4月16日 9時) (レス) id: 6d524ee8df (このIDを非表示/違反報告)
みん - こんばんは、ジェノペンです。こちらの物語めちゃくちゃ面白くて何回も読みました！文章も読みやすくて、リアルな学生の会話のような感じでほんとドキドキしました。またいつかジェノの物語書いていただけたら嬉しいです〜！ (2021年4月16日 1時) (レス) id: d53afc680c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんまん
| 作成日時：2021年2月14日 16時
