【ハリー・ポッター】miracle world【親世代】 (ページ5)

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＊3・不思議な来客＊ページ5

(どうやったらこうなるんだか…)

暖は無事に助け出した゛不気味な生き物”を見て、

｢はぁ…。｣

安堵というよりは呆れのため息をついた。

不気味な生き物の正体は、雪のように白いフクロウだった。

フクロウは、

換気をしようと開けておいた僅かな窓の隙間に突っ込んで、

入れずにバタバタもがいて、

干しておいた洗濯物を余らず落としたうえに、

ズルズル下に下に下がっていって、

終いには落ちていた洗濯物の山に埋もれた。

らしい。

(…どんだけ暴れたんだろう…。)

暖は遠い目をしながら、洗濯物を畳む。

(良かった、乾いてた…)

乾いてなかったら、明日干す量が二倍になる。

そんな最悪の事態はとりあえず免れたようだ。

(って、そうじゃなくて)

｢どこから来たの？｣

フクロウは暖のそばに寄ってきて、何かを押し付ける。

古ぼけた紙。どうみてもただのボロ布にしか見えなかったのだが、フクロウが一生懸命押し付けてくる。暖は仕方なく受け取った。