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水上目線

あれから ご飯を食べ終わって
お風呂に入って 鶴崎と話していたら
いつの間にか 寝ていたみたい

重たい体を動かして 起き上がると
隣に規則正しい寝息をした 鶴崎がいた
今の時間は 5時か、

病院には 7時から8時までに行けばいいのだが
今はなかなか そうは行かない
出来れば 6時半までに着いておきたい
今から準備したら ちょうど良さそうだ

着替えていると 鶴崎が起きてきた


鶴『もう行くの?』

「うん、今は早く行かないといけないからね」

鶴『無理すんなよ、あとで困るのは自分なんだから』

「分かってるって」

鶴『,,,あと帰ってきたら荷物まとめておけよ』

「何で?」

鶴『何でって、シェアハウス』

「あ、」


すっっっかり 忘れていた
そうだ水上は シェアハウスをするために
僕のところに 来たんだった


「あ〜、その事なんだけど」

鶴『今更やめるとかは無しだからな、水上が
"三ヶ月だけ暮らして考える"って言ったからな』


そういえば そんなこと言ったような
何余計やこと 言ってんだ
仕方ない 自分が言ったことだ


「,,,わかったよ、でも帰りは遅くなるぞ」

鶴『大丈夫!僕ずっと待ってるから!』

「待たなくていい!カーエーレー」


何で いる気でおるの!
まぁ居ても 困ったことなんてないから
別になんてこと 無いんだけど

そんな言い合いを していると
いつの間にか 時間になってしまった
なんか時間がたつの 早くない?

パンを牛乳で 胃の中に流し込め
鞄を持ち 靴を履いた

そして玄関を 開けようとすると


鶴『行ってらっしゃい』

「、、行ってきます」


そのまま 家を出た
行ってきますなんて 久しぶりに言ったな
なんか 変な気持ち

そしてそのまま 電車に飲った
早い時間なので 人は少ない
乗っている人は すごく疲れた顔をしている
きっと会社で 寝泊まりをしたのだろう

だんだん 病院の最寄り駅に近づいて行く
少し前までは ここまでの道のりは
ずっとワクワク していたのに
今は 憂鬱感しかない

例え自分が 選んだ道でも
人から どうこう言われたら
誰だって 傷つくに決まってる
僕達も 一生懸命やっているのに

そして僕は 病院に着き
全てに諦めたかのように 防護服を着る
もう着ることに 何も感じなくなってしまった

病棟に入ると 苦しそうな患者さんがいる
見ているだけで 辛くなってしまう
治療薬が見つかってない今 何も出来ない

こんな苦しいこと 耐えれない
僕も感染して 同じ苦しみを味わいながら




死にたい

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マイペースな人(プロフ) - コメントありがとうございます!意見が集まるまで3で行こうと思います! (2020年9月5日 19時) (レス) id: 0311882f01 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 初めまして!私は、どちらでも、いいですよ!(●´▽`●)、でも、個人的には、誰オチになるのかが楽しみです (2020年9月4日 21時) (レス) id: a37b41dbad (このIDを非表示/違反報告)
芋ケッピー(プロフ) - [3]でお願いします!! (2020年9月4日 21時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
亜沙(プロフ) - お話面白いです!!更新頑張って下さい!応援してます!! (2020年7月29日 15時) (レス) id: 49390dd1dd (このIDを非表示/違反報告)
マイペースな人(プロフ) - ありがとうございます! (2020年6月14日 17時) (レス) id: c8f93d83f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マイペースな人 | 作成日時:2020年5月23日 7時

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