9話 ページ12
俺は今、ガゴゼの部下共を倒してる。
別にガゴゼ倒してもいいんだけどさ、それだとリクオの出番無くなるじゃん?
それはやなんだよねぇ。
『ねぇ七首、そろそろリクオたち来るかな。』
妖刀「七首」と話す。
[まぁ、そうね。そろそろ着くんじゃない?]
『はぁ、早く帰りたい。鯉伴さんに会う前に。』
[無理な話ね。きっと若頭さんに付いてくるわ。]
『ですよねぇ(苦笑い』
そんな会話をしてるうちにガゴゼの部下共を粗方倒し終わった。
あーあ、ガゴゼったらバスの中に夢中でこっちに気がついてないわ、無様www
[悪趣味ね。]
『何をいまさら。』
ゴバッ!!
おおう。びびったァ。
「おほ……見つけましたぜ若ァ
生きてるみたいてますぜー」
「…ガゴゼ…貴様…何故ここにいる。」
おおー!リクオくんカッケェ!
スゲェ決まってるな!そう思うだろ!七首!
[え?あー、そうね。]
あ、こいつ、絶対思ってねぇな。全くもう…
「ガゴゼの部下がいない?」
およ?気づかれた?
出た方がいいのかなぁ…でもなぁ
鯉伴さんいるしなぁ…うーん…
[『おや?随分遅いご到着ですね。』]
……は?…え?…あ…
何やってるのかな?七首さん?
説明しよう!
ガゴゼ部下が倒されてることにリクオが気づく
↓
出たいところだが、鯉伴がいるため俺は出る気になれないでいる。
↓
俺は喋ってないのにトンネル内に俺の声が響く。
↓
ここで俺は七首がそういう器用なことが出来ることを思い出す。←イマココ。
七首さぁん!何やってるの!まじで!
皆様の意識がこっちに!
「なっ!いつの間に!」
ぎゃあああ!ガゴゼにもバレちゃったァ!
「あ、の妖気は……」
いぃぃやあああ!鯉伴さんにもバレたぁああ!
・
・
・
まぁ、はい。あの後ヤケになったガゴゼくんがカナちゃんたちに手を出そうとしてリクオに切られました。
で、なんで俺は鯉伴さんに腕を掴まれてるのかしら?しかもいつの間にか奴良組本家にいるし。
あ、正体ならバレないよ!
服装は妖怪になれば基本勝手に袴みたいなのになるし。身長若干伸びてるし。
髪はいつもの黒髪と違って真っ白で長いし、
黒い獣耳と尻尾が九本生えてるし。
いや、いつものが人間に"化けてる"姿なのか。
ん?あれ?どう言ったらいいんだ?
ま、いっか←
とりあえず、家に帰りたい。
あ、鯉伴さんがなんか百面相してる。
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作者名:椿餓狼 | 作成日時:2017年7月22日 1時