死神の名付け親 (ページ13)

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名付け親ページ13

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｢なんのことですか...｣

こんな人知らない。私は関係ない。

｢お前の『真子』って名前。おれがつけてやったんだ。｣

は？てことはこの人は私の名付け親にあたるってこと？

｢見ず知らずの人に名前なんてつけてもらって無いです。。。｣

そうだ。私はこんな知らない人なんか知らない。

｢それがさぁ。。。おれ、お前を助けてやった恩人なんだよねぇ。。。｣

｢お前は生まれたとき、心臓の病気を患って生まれてきた。医者はもう生まれたばかりだが持たないと思いそのままお前は放置。そんなときこの俺様が通りかかったんだ。｣

｢お前の両親におれの正体と能力を明かすとお前の病気を直してくれと頼み込んできた。だから契約をしたんだ。お前を直す変わりに一生働いてもらう。とな。｣

し、知らない。。。お母さんからもお父さんからもそんなの聞いてない。

｢ちなみにお前はあのとき死ぬはずだったんだ。だけど生きてる。これは世界のことわりを崩しかねん。｣

｢だからおれはお前を生かすためかつ活かすため名前とともにある力を与えた。今年の大会にそなえるために。。。｣

｢お前は一生をおれの道具として過ごす。ま、魂はこのおれ様の管理の元にあるが体がしなれちゃ困るんだよな。｣

聞いてて腹がたつ。

確かに死ぬはずだった人間がまたいきれるようになったら世界の秩序が乱れる可能性だってある。

だけど、生かしてもらえた変わりにこんな訳のわからない人の道具として生きるなんてごめんだ。

｢そ、そもそもあなたは何者なんですか...｣

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