転生しちゃった ページ41
シカマルに何故私の家に居たのかを尋ねた。
すると、少し気まずそうに顔を背け、頭をかいた後にめんどくさそうに口を開いた。
「昔のこと思い出してたんだよ···」
『え！？私ん家で！？何で！？まさか、私との思い出忘れたく無くて、面影感じようとして度々家に来てたの！？？』
返ってきた言葉にオーバーリアクションで返すとダル絡みしてくる身内を見るような冷ややかな目で見られた。
「···わりーかよ」
暫くした後に返ってきた言葉に再度黄色い声を上げた。
そんな私を見てシカマルは言うんじゃ無かった···めんどくせぇ···と項垂れたあと、すぐに真剣な顔つきになった。
「それに、お前が帰ってきた時、誰かが出迎えてやんねーと···お前、一人だって思っちまうだろ」
(あ···)
シカマルは両親のことを知ってるらしい。
その上で私がどんな情緒になるかまでも考えてくれてたなんて···。
(確かに···)
今日、この瞬間、シカマルがいなかったら···お帰り、と声を掛けて貰えなかったら私はどう思っていたのだろう。
もしかしたら自暴自棄になって取り返しのつかないことをしていたかもしれない。
そう思うと、私の心情を察していつ帰ってくるかもわからない私のために、ただ『お帰り』と一言伝えるために毎日私の家に通ってくれてたなんて···。
本当に、シカマルには助けられてばかりだ。
大の大人が、年下の男の子に慰められてすごい心配を掛けてるなんて···
(情けないなあ···)
これ以上、子供に心配掛けちゃいかん。
これは私の問題だ。
そう割り切ってシカマルに笑い掛けた。
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どんてん(プロフ) - 黒川かぐやさん» ありがとうございます！！そのように言って頂けて本当に嬉しいです！！ (8月29日 18時) (
レス) id: 65557726b3 (このIDを非表示/違反報告)
黒川かぐや(プロフ) - 転トラじゃなくてめっちゃ嬉しいです!!!この作品自体も大好きです!!! (8月29日 16時) (レス) @page1 id: 5ae6456499 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どんてん | 作成日時：2023年7月8日 17時
