転生しちゃった ページ38
普段、この時間は祖母の家いるはずの幼馴染みが町を物凄い勢いで駆けていく姿を見て不思議に思ったのだ。
最初はいつもみたいに突拍子の無いことをしているだけだろう、と思っていた。
だが、あいつの顔を見ているうちにどんどん胸騒ぎが強くなっていく。
あいつはいつも少し大人びているようで抜けたところがあって。
それでも酷く慈愛に溢れ、自信に満ちた顔をする。
そんなあいつが、今は迷子のような今にも何か大きく暗い何かに押し潰されそうな顔をしていた。
それを見て、お前が消えてしまいそうだ、と伝えようとしたのに遮られてしまった。
だからどうにかして繋ぎ止めなければと確認したのだ。
「来るのだろう」
そう言ったらお前は、
『そう···だね、休め無いねえ···』
と頷いたではないか。
だから安堵したのに。
俺を置いて行かないと言ったのに。
「は···？」
「だから、我愛羅···落ち着いて聞いてくれ
今朝、Aは里を出た。」
お前は俺を置いて行った。
俺の中で何かが切れた。
「A···お前は必ず俺が
···逃がしてなるものか。
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どんてん(プロフ) - 黒川かぐやさん» ありがとうございます！！そのように言って頂けて本当に嬉しいです！！ (8月29日 18時) (
レス) id: 65557726b3 (このIDを非表示/違反報告)
黒川かぐや(プロフ) - 転トラじゃなくてめっちゃ嬉しいです!!!この作品自体も大好きです!!! (8月29日 16時) (レス) @page1 id: 5ae6456499 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どんてん | 作成日時：2023年7月8日 17時
