転生しちゃった ページ18
私の言葉に目を見開くシカマル。
そしてガッと私の肩を掴むと、勢いよく揺らした。
「引っ越すってどういうことだよ！？」
『ちょ、落ち着いてよ！！』
確かに、突然幼馴染みが引っ越しの準備してる、とか言い出したらそりゃ驚くのはわかるよ。
けど、ここまで驚く！？
しかもあのシカマルがとてつもなく動揺してるのがさらに驚きだ。
肩を揺らすのは収まったが、未だに肩は掴まれたまま。
まだ落ち着いて無いのかな、なんて思いつつ、今日母に伝えられたことをそのまま話す。
「てことは、すぐこっちに帰ってくるんだな」
『そんなすぐかはわからないけど』
「すぐだろ」
先が見えないからこその長期任務であるというのに、きっぱりと早く終わると宣言するシカマル。
何でそんなに力強く断言できるのか不思議に思っているとシカマルは口を開いた。
「お前のかーちゃんとおやっさんが行くんだろ？だったらあっという間にその仕事は片付いちまうよ」
それに、と続けるシカマル。
「お前がいねーと···その、」
突然歯切れが悪くなる。
なんだなんだとよく見れば、シカマルの頬がほんのりと赤みを帯びていた。
耳なんか真っ赤だ。
その様子を見て、ピコーンと閃くものがあった。
『シカマルってば、私がいなくなっちゃうの、寂しいんでしょー！？？』
全く素直じゃないんだから、やれやれ、と首を振った。
この後はきっと、いつもみたいに、『めんどくせぇ』と冷たい反応が来るんだろうな、と思っていた。
だから、
「あぁ、だから早く帰ってこいよ」
と返ってきたから驚いたのは言うまでもない。
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どんてん(プロフ) - 黒川かぐやさん» ありがとうございます！！そのように言って頂けて本当に嬉しいです！！ (8月29日 18時) (
レス) id: 65557726b3 (このIDを非表示/違反報告)
黒川かぐや(プロフ) - 転トラじゃなくてめっちゃ嬉しいです!!!この作品自体も大好きです!!! (8月29日 16時) (レス) @page1 id: 5ae6456499 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どんてん | 作成日時：2023年7月8日 17時
