平成のホームズ、文豪たちの世界へ ２【名探偵コナン】【文豪ストレイドッグス】

41話　コナン「・・・その格好暑くないの？」　芥川「・・・・・・」 ページ6

谷崎さんを串刺しにした黒刃が、元の形に戻るように芥川の背に集束していく。
これが国木田さんが云っていたやつの異能力なのか・・・・・・？


芥川はこちらの方を向いた。


芥川「お初にお目にかかる。僕は芥川。
そこな小娘と同じポートマフィアの狗・・・・・・
ゴホッゴホッ」


すると、突然芥川は樋口さんの方へと向かった。
そして・・・・・・


バシッ


コナン「な・・・・・・！？」


敦「え・・・・・・！？」


麻酔銃で眠っている樋口さんの顔をいきなり躊躇なく平手打ちした。
だが、一回では目覚めず、平手打ちを続ける。


そして樋口さんが目覚めた。


樋口「え・・・あ、芥川先輩！？
あれ、私は一体・・・・・・？」


芥川「こんな時に呑気に寝るとは随分偉くなったようだな・・・・・・」


そりゃ、強制的に眠らせたからな。
なにか云おうとする樋口さんを遮り更に続ける。


芥川「其れに、人虎は生け捕りとの命の筈！
片端から撃ち殺してどうする、この役立たずめ！！下がっていろ！！」


樋口「・・・・・・済みません」


人虎・・・・・・？敦さんのことか・・・・・・？


敦「人虎は生け捕り？
・・・・・・あんたたちは、いったい・・・・・・」


芥川「もとより、僕の目的は、貴様一人なのだ、人虎・・・・・・
そこに転がるお仲間は、いわば貴様の巻き添え」


敦「！」


血を流して倒れている谷崎さんと、
腕を負傷したナオミさんの方を見ながら淡々と語る。


敦「・・・・・・僕のせいで、みんなが？」


芥川「然り。それが貴様の業だ、人虎。
貴様は生きているだけで周囲の人間を損なう」


敦「・・・・・・！」


・・・黙って聞いてりゃ好き勝手云いやがって・・・・・・！！


ナオミ「敦さん！しっかりしてください！
そんな人の云うことなんて聞かなくていいんです！」


コナン「そうだよ！誰も敦さんのせいだなんて思ってないよ！
悪いのはそこにいる二人なんだから！」


敦「ナオミちゃん・・・・・・コナン君・・・・・・」


芥川「・・・・・・」

42話　芥川「らしょうも・・・ゴホッ　ゴホッ」　コナン(最後まで言えてねぇ・・・・・・)→←40話　コナン「・・・・・・シスコン))ボソッ」

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