平成のホームズ、文豪たちの世界へ【名探偵コナン】【文豪ストレイドッグス】

17話　コナン「え、ちょ、まっ・・・・・・！」　太宰「！」 ページ20

咆哮一声、虎は太宰さんに突進する。
太宰さんは虎の攻撃をひらりひらりとかわしていく。


すげー・・・・・・


あの虎の一撃をくらったらきっとひとたまりもないだろう。
なのに太宰さんの顔にはあせりや恐怖といったものが少しも見えない。


ふと、こちらを虎が見た。


・・・・・・ん？見た？
目があった？


そう思った時には虎は狙いを太宰さんから俺に変更していた。
虎は一直線にこちらへ向かってくる。


コナン「まじかよ・・・・・・！！」


太宰「！ コナン君逃げろ！」


このことは太宰さんも予測していなかったようで表情にあせりが少し見えた。
って、人の顔色うかがってる場合じゃねぇな！！
俺は持っていたスケボーを起動させその場から移動する。
俺がいたところに虎がつっこんでいった。


コナン「あぶねー・・・・・・。
っていうかなんかスケボーの速さいつもより速いような・・・・・・」


虎はまだ追いかけて来ている。


どうすりゃいいんだ！？
多分麻酔針はすぐには効かないだろう。
それどころか打つことさえリスクが高すぎる。
やっぱりベルトからボールを出してキック力増強シューズで攻撃するしかない・・・・・・！
だが太宰さんの前で下手な動きをするのも・・・・・・
どこか死角になりそうなところは・・・・・・


虎から逃げながら犯人追跡メガネを起動し、
太宰さんから死角になりそうな場所を探す。


コナン「あった・・・・・・！」


すぐさまその場所に移動し、キック力増強シューズを起動させる。
そしてどこでもボール射出ベルトからボールをだし、
虎に向け、思いっきり足を蹴りあげた。


コナン「いっけー！！！」


ドゴォッッッッ！！！！


ボールは見事虎に命中。虎は壁にぶつかった。
だが、俺はボールを蹴った時に空中跳躍していて、運悪くバランスを崩してしまい、
そのまま地面にたたきつけられた。


やべぇ・・・・・・意識が・・・・・・


意識を失う前に見たものは、
壁にたたきつけられた虎が起き上がり、また太宰さんに向かって突進していくところだった。

18話　太宰「不思議な子だねぇ・・・・・・」→←ふぁっ!?　感謝!!

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