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「……で？結局、決着は着かなかったのか？」
学生御用達の安い牛丼チェーン店。
緑川は向かいに座った降谷に興味津々──というよりも、野次馬根性丸出しで尋ねた。
「着くわけないだろ？Aを独占するって前提自体が難しいんだから」
「でもAの奴、今日会いましたけど……。何か少し浮かれてたみたいですよ」
嬉しそうに「新一おはよ！」なんて声かけてくるから驚きましたし。
新一の言葉に、降谷はみるみる内に目を怒らせた。
「……Aとそんな話を？」
「でもそれくらいですよ。幼馴染だし、同い年だからよく話しますし」
少し慌てたように弁解する新一に、降谷は少し溜飲を下げたらしい。
「……ゼロはヤキモチ妬きというか、な」
緑川にもその話は軽く聞いた。というか昨日の夜、Aから電話がきた。
『は？知ってたのか？』
《そりゃあ、まぁ。あんなにあからさまにやられたら分かるでしょ》
『そんなにか』
《うん》
『……嬉しかったのか？』
《え、何で分かるの陽彩兄》
『声が弾んでる』
《ふふ、そんなので分かるなんてさすが公安だね》
嬉しかったよ？Aは電話越しにでも分かるくらいニヤけていた。
《独占したいって思うくらいにはあたしのこと好きだって分かったし》
『知らなかったのか？』
《知ってたけど！再確認したってだけ！》
少しからかってみると、Aはむきになって反発する。
そして慌てて緑川に釘を刺した。《絶対零には言わないでよ》
(……まったく、この2人は)
結婚してしまう前に告白してしまえばよかったのかもしれないが、そんな勇気はない。
「よかったな、愛されてて」
ニヤッと笑って降谷に言う。照れるかと思ったが、降谷は嬉しそうに「ああ」と頷き、チェーンに繋いだ指輪を愛おしそうに見つめた。
【──いつまでも幸せな2人で】
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お待たせしました！
詩織さんリクエストで『ぬいvs降谷さんで夢主争奪戦』でした。少しリクエストから外れてしまったようにも感じますが(ｰｰ;)
ちなみに、結婚指輪に使われている宝石はサファイアです。(Aが「(零の目の色だから)これがいい」と言っったそう)
「不変の愛」という意味があるそうですが、今回は意訳して「いつまでも幸せな2人で」ということにしました。
リクエストありがとうございました！お次はお待たせ致しました、りんさんのリクエストです！
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おーにし(プロフ) - リクエストは美咲さんで締め切らせていただいております。ご理解のほど宜しくお願いします。 (2018年2月23日 14時) (
レス) id: 0c53be3934 (このIDを非表示/違反報告)
おーにし(プロフ) - みくさん» 申し訳ありません、リクエストは締め切りとなっております……。機会があれば、Twitterにお話を上げると思うので、そちらを確認していただきたいと思います。 (2018年2月23日 14時) (レス) id: 0c53be3934 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 王様ゲームとか…後、皆で海に行く話とか読みたいです！ (2018年2月22日 18時) (レス) id: f3eec86709 (このIDを非表示/違反報告)
おーにし(プロフ) - 美咲さん» ifですか！あむあず……。うん、書いてみますね！ありがとうございます！ (2017年12月1日 22時) (レス) id: 0c53be3934 (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 夢主←降谷。夢主があむあず・ふるあず推しだったらというif話をお願いします (2017年12月1日 20時) (レス) id: 818bce94f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーにし x他1人 | 作成日時：2017年11月9日 19時
