◆ ページ24
「「「ふ、降谷さん!」」」
「お前達……。最近ずっと定時退庁で怪しいなとは思ってたが……。人の嫁に何プロポーズしてるんだ?」
にこりと笑う零は怖い。見慣れてるあたしですら怖い。
こういう時の零は放っておくに限るのだが……。このままでは3人が可哀想なので、一応フォローはしておくことにする。
「零……。この人達そんなつもりで言ったんじゃ……」
「「「すみませんそのつもりでした」」」
「マジかよ」←
何年振りかの「マジかよ」。陽彩兄とのトロピカルランドでのデート以来か。(白うさぎと死神さん。参照)
あたしはとりあえずずれた軌道を修正するため、少し考え込むそぶりを見せた。
「……うーん、あたしは構わないけど……。零、ダメ?」
尋ねるとすぐに返ってくる返事。
「ダメだ」
「……どうしてよ」
後輩に作るお弁当ってだけなのに。不満に思いながら口を尖らせると、零はしれっと言い放った。
「Aの作る弁当は俺の物だ」
「うわぁすごい束縛」
旦那の束縛に呆れながらも、あたしはくるりと3人に向いた。
「ごめんね、ダメみたい。その代わり、またポアロの定休日に警察庁行くから……ね?」
拝み倒すと、「「「絶対ですよ!」」」とまた揃う声。あたしは「うん、約束」と笑って3人を見送った。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
後日。
「……は?警察庁に来るな?何でよ」
「お前が『ポアロの美人マスター』って噂が広まってる」
「だからって何であたしが行っちゃ駄目なのよ」
「またお前にプロポーズする奴が出て来たらどうする!俺が嫉妬で狂い死ぬだろう!」
「知らんがな」
こんな奇妙な夫婦喧嘩は、幼い子供達2人の「「パパとママ、何のお話してるのー?」」という天使の一声で収まった。息子娘えんじぇる。←
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sakuraさんリクエストで、「公安での夢主の噂と、それに嫉妬する降谷さん」でした!
リクエストありがとうございます!
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おーにし(プロフ) - リクエストは美咲さんで締め切らせていただいております。ご理解のほど宜しくお願いします。 (2018年2月23日 14時) (レス) id: 0c53be3934 (このIDを非表示/違反報告)
おーにし(プロフ) - みくさん» 申し訳ありません、リクエストは締め切りとなっております……。機会があれば、Twitterにお話を上げると思うので、そちらを確認していただきたいと思います。 (2018年2月23日 14時) (レス) id: 0c53be3934 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 王様ゲームとか…後、皆で海に行く話とか読みたいです! (2018年2月22日 18時) (レス) id: f3eec86709 (このIDを非表示/違反報告)
おーにし(プロフ) - 美咲さん» ifですか!あむあず……。うん、書いてみますね!ありがとうございます! (2017年12月1日 22時) (レス) id: 0c53be3934 (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 夢主←降谷。夢主があむあず・ふるあず推しだったらというif話をお願いします (2017年12月1日 20時) (レス) id: 818bce94f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おーにし x他1人 | 作成日時:2017年11月9日 19時