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Story 267 ページ44

おじ様はコナン君にイラついたようだが、園子は何かに気づいたように顔をパッと明るくさせた。


「そっか、私分かっちゃった!ほら、遺体のお尻の下にラケットがあったでしょ?その下に氷を敷いて床を滑らせて遺体を動かしたのよ!ラケットのガットが歪んでたのがその証拠よ!!」

「流石、園子!!」


蘭が園子を囃し立てるが、そこに横溝警部が水を差した。


「しかし……それなら溶けた氷の水が床に残ってるはずですし、遺体のズボンも濡れているはずですが、そのような痕跡はありませんでしたよ?」

「ええ〜そうなの〜?」


一度は舞い上がった園子だったが、横溝警部の言葉にげっそりした。

するとコナン君はまたヒントを出す。


「溶けても何も残らない氷とかあればよかったのにね?」

「それってドライアイスのこと?成分が二酸化炭素だから、消えて無くなるし」


あたしが訊くと、コナン君は「へー」と初知りのように言った。


「だがなぁ、ドライアイスは簡単には運べねぇぞ?氷と違って直接触れねぇし……」

「石栗さんに運ばせたんですよ」


みんなの視線が安室さんに向く。


「昼食代わりに彼が部屋に持って行ったアイスケーキの箱の中に、ドライアイスが入っていたでしょうから……。おそらく犯人は、石栗さんを花瓶で撲殺した後、数個のドライアイスの上にあらかじめフレームに紐を通しておいたラケットを被せて、さらにその上に遺体の尻を乗せ部屋から出た後、遺体を扉の方に寄せたんでしょう。もちろん紐は回収できるように結ばずにね」

「そっか!だからあの部屋に行った時、足の指先がヒンヤリしてたんだ。ドライアイスが扉のそばにあったから」


蘭が納得したように頷く。


それを聞いた横溝警部が、同じことを言っていた梅島さんに確認し、他の2人にも確認を取る。

すると、2人もそれには気づいていたらしく、高梨さんはあたしが寝ているからだと思っていたらしい。

すると、おじ様がどこかスッキリしたような顔になった


「……なるほど。やっと犯人が分かったよ」

「え」


コナン君がぎょっとしたように言う。


「まず、ドライアイスかあったことを裏付ける証言をした真知さんは容疑者から外していいでしょう。Aちゃんを石栗さんの部屋に行かせた高梨さんも然り。それ以来彼女と会ってなさそうだし、彼女が部屋に行ったのかわからなかったそうですからな。となると……」


おじ様はそこで切り、残る人物を見た。

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おーにし(プロフ) - 月姫@日向うさぎさん» うふふ、アリスといえばうさぎなので笑笑 嬉しい限りです笑 (2017年8月10日 16時) (レス) id: 0c53be3934 (このIDを非表示/違反報告)
月姫@日向うさぎ(プロフ) - おーにしさん» 応援してます。ペンネームが、うさぎなので、親近感わきまして笑 読みました笑 (2017年8月10日 16時) (レス) id: 92a3be2260 (このIDを非表示/違反報告)
おーにし(プロフ) - 月姫@日向うさぎさん» ありがとうございます!なかなか恋愛が絡ませられなくて大変ですが、頑張ります!笑 (2017年8月10日 16時) (レス) id: 0c53be3934 (このIDを非表示/違反報告)
月姫@日向うさぎ(プロフ) - はじめまして。一気読みしました!続きを楽しみにしています。よろしくお願いします! (2017年8月10日 15時) (レス) id: 92a3be2260 (このIDを非表示/違反報告)
おーにし(プロフ) - かすみさん» いえいえ、ありがとうございます!ぜひ呼んでやってください笑 続編頑張ります!ありがとうございます!(2回目) (2017年8月6日 23時) (レス) id: 0c53be3934 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おーにし | 作成日時:2017年8月2日 11時

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