Story 5 ページ7
「……どこに連れてくの?」
斜め前の運転席に座るバーボンにそう問うと、
「僕の知り合いの所ですよ。貴女に会いたがってましたので」
「幹部の情報を勝手に漏らすのね」
ふぅ、とため息を漏らすと、バーボンは少し眉を下げて「安心してください」と笑った。
「僕は貴女のことを勝手に話したりしませんよ」
「じゃあ何であなたの知り合いがあたしのことを知ってるのよ」
「それは会えば分かりますよ。それに、貴女も知っているはずですから」
何よそれ。
バーボンが言い終わると同時にブレーキがかかり、車は駐車場に停められた。
バーボンが連れて来たのは小洒落たカフェ。
昼間とはいえ平日なので、客はそこまで多くない。
彼は迷うことなく奥のボックス席へ向かって行く。
そこには4人の男性が既に座っていた。
「よ、ゼロ」
「待ってたよ〜」
「そいつが例のガキか」
「……見れば見るほど、だな」
あたしは4人の顔を見てギクリと肩をすくめた。だって、だって──
「緑川
ニコリと笑うバーボン……いや、降谷零。
(……やばい)
……警察学校組だ。
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おーにし(プロフ) - 苺デラックスさん» ありがとうございます!掛け持ちの “その後シリーズ” もあるので、更新は遅れてしまうかもしれませんが……頑張ります! (2018年4月24日 6時) (レス) id: 1c4bcc000c (このIDを非表示/違反報告)
苺デラックス - 面白いです!!更新頑張ってください! (2018年4月23日 22時) (レス) id: e851a42e9b (このIDを非表示/違反報告)
おーにし(プロフ) - 和美/美香さん» ありがとうございますー!ちょっと私生活が多忙でして、なかなか更新はできませんが……頑張ります! (2018年4月18日 17時) (レス) id: 1c4bcc000c (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - 初めてまして、続き頑張って下さい。続き早く見たいです←wkwk (2018年4月17日 21時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
おーにし(プロフ) - 無気力零架さん» わーありがとうございます!わざわざ飛んで来てくださったんですね笑 警察学校組、出て来ます!応援ありがとうございます、なるべく早く更新できるよう頑張ります! (2018年3月31日 21時) (レス) id: 0c53be3934 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おーにし x他1人 | 作成日時:2018年3月31日 11時