Story 14 ページ16
それからまた数年が経った。
「……え、異動?」
その報せは唐突に来た。
警視庁の近くにあるカフェで陣平兄と研二兄とお茶をしていた時のことである。
「おう。『爆弾犯に対して過激すぎるから、君たちには一旦頭を冷やしてもらうためにも捜査一課に異動してもらう』……だとよ。カーッ面倒くせぇ!」
どうやら原作通り、陣平兄と研二兄は警視庁捜査一課に異動になったようだ。
ガシガシと天然パーマの髪を掻く陣平兄。あたしは軽くため息をついた。
「陣平兄……あんまりそういうこと言っちゃダメ」
「そうだぞ松田〜」
研二兄も同調する。陣平兄はムッとした顔であたし達を睨んだ。
「お前ら……ちったぁ俺の心配しろよ」
「陣平兄なら殺しても死なないでしょ、どーせ」
「悪運強し、ってな〜」
この頃、自由に会ったり話が出来るのは陣平兄と研二兄、航兄くらいになっていた。
陽彩兄と零兄はそれぞれ公安に配属され、もうずっと連絡が取れない。
ていうか、あたしが連絡していない。
「……爆弾魔、捕まるといいね」
まぁ3年後には捕まるだろうけど。あたしはその呟きはそっと心にしまった。
「当たり前だろ?俺達みてーな爆弾のプロがそう易々と犯人逃して堪るかってんだ」
「俺なんて死にかけたしね〜」
どうやら4年前のあの事件を未だに根に持っているらしい。萩原研二、恐ろしい男である。
「……まぁ、頑張れ。あたしも応援行ったげるよ」
「一般人は来なくてよし」
「警察官からいじめ受けたー。えーん」
「Aちゃん棒読みだよ」
あたしはそっとテーブルにコーヒー代を置いていこうとしたが、それは2人にすぐにバレ、「奢る」と言い切られてしまった。
「……もうすぐ、4回目の11月7日……」
あの観覧車の爆弾事件が、始まる。
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萩原さんの口調なんですが……。
ごめんなさいこの事件のアニメをあまり見ておらず……。
萩原さんの語尾が必ず「○○〜」と波線(仮)が入るんです!
あの何処か掴み所のないというか何というか……。不思議な感じが表現できなくて( ̄▽ ̄;)
ちょっと萩原さんの時はそれを多用すると思いますが、気にしないでください!
あ、あと伊達さんと松田さんの口調混ざってますごめんなさい。
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おーにし(プロフ) - 零大好き(*´ー`*)さん» ありがとうございます!降谷さんをカッコよく書けるよう精進してまいります(^^) (2018年4月21日 19時) (レス) id: 1c4bcc000c (このIDを非表示/違反報告)
零大好き(*´ー`*) - めっちゃ面白いです。降谷零が好きなのでいいですね! (2018年4月20日 21時) (レス) id: 99bad809e9 (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - おーにしさん» いえいえ、こちらこそすいません。m(_ _)m (2017年10月5日 8時) (レス) id: 0fac29e216 (このIDを非表示/違反報告)
おーにし(プロフ) - 零音さん» そうなんですよ。ご心配おかけしてすいませんでした (2017年10月5日 6時) (レス) id: 0c53be3934 (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - おーにしさん» はい、そうです。結構似ていたので、偶然似てしまっていたんですね。 (2017年10月5日 1時) (レス) id: 0fac29e216 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おーにし x他1人 | 作成日時:2017年5月14日 0時