Story 11 ページ13
次の日。
みんなは午後には警察学校に戻らなければならないそうなので、あたしは1人家に帰った。
「ただいま〜」
ドアを開けた途端に抱きついて来たのは、蘭と園子。
「A〜!1人でお泊まりなんてずるい……」
「何で私達も連れてかなかったのよ〜!」
蘭と園子がきゃんきゃんと泣く。
あたしは2人の頭を軽く撫でた。
「ごめんね、2人の知らない人達だったから……。今度はウチでお泊まり会しよ?」
「約束ね!」
「指切りげんまん!」
「はいはい……」
大げさな約束。
でも何だか嬉しかった。
前世じゃいつも1人だったみたいだし……。友達がいることが新鮮すぎる。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
あたしは部屋に帰ってから、まず爆弾についての本を読み始めた。一応知識として頭に入れておこうと思ったからだ。
それに、研二兄と陣平兄の事件で使われたのは水銀レバー。
それについては詳しく知っておきたかった。
「それにしても難しーなー、水銀レバー……」
あたしはうーんと唸った。
よく分からん専門用語が多く、あたしには理解が難しい。
と、L○NEの通知が来た。
陣平兄昨日は楽しかった。サンキュな。
あたしはその簡潔な文にクスリと笑った。そして返信を返す。
Aこちらこそありがとう。また遊ぼうね。
また……それが来るかどうかはあたし次第。
あたしがどう動くかでそれは変わっていく。
あたしは……またあの5人と会いたい。みんな一緒にいたい。
だから……多少の無茶は承知で動く。それはあたしの決心だった。
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おーにし(プロフ) - 零大好き(*´ー`*)さん» ありがとうございます!降谷さんをカッコよく書けるよう精進してまいります(^^) (2018年4月21日 19時) (レス) id: 1c4bcc000c (このIDを非表示/違反報告)
零大好き(*´ー`*) - めっちゃ面白いです。降谷零が好きなのでいいですね! (2018年4月20日 21時) (レス) id: 99bad809e9 (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - おーにしさん» いえいえ、こちらこそすいません。m(_ _)m (2017年10月5日 8時) (レス) id: 0fac29e216 (このIDを非表示/違反報告)
おーにし(プロフ) - 零音さん» そうなんですよ。ご心配おかけしてすいませんでした (2017年10月5日 6時) (レス) id: 0c53be3934 (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - おーにしさん» はい、そうです。結構似ていたので、偶然似てしまっていたんですね。 (2017年10月5日 1時) (レス) id: 0fac29e216 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おーにし x他1人 | 作成日時:2017年5月14日 0時