年上彼女とみつはしくん (ページ1)

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クリスマスデート前半ページ1

三橋くん、クリスマス、どうするのかな？何気なく聞いてみた。次の日は仕事だけど、24日は休みだから、一緒にすごせるよね。ごはんいっぱい作るよ。

「はぁ？クリスマス？…お前がご馳走作んのかよ？しゃーねーな、残すのももったいねーし、付き合っちゃる」

そう言ってなんか恥ずかしそうにそっぽ向いたけど、ちょっと嬉しそう。

24日の昼過ぎ、三橋くんが家にやってきた。料理はかなり頑張った。

「これ全部作ったのか？ケーキも？すげーな…」

かなり大量に作ったのに、三橋くんは料理もケーキもペロリと全部食べちゃった。

それよりびっくりしたのは、クリスマス用にチーズと一緒に楽しもうと思って自分用に用意してた白ワイン、なんか知らない間に三橋くんも飲んじゃってた！

「なーんかフワフワしてきた…ん…これまさか、ジュースじゃなくて、酒だったのか？」

顔も真っ赤だし、ろれつもちょっと怪しい。みたことのない三橋くん。お酒弱いんだね。めちゃくちゃ可愛い。

そうだ、プレゼントあげなきゃ！

ソファに移動すると、私は袋を取りだして三橋くんに手渡した。

「プレゼント？これ…おー、マフラーじゃん！なんか…こう…よく見るマークだよな、これ。」

デパートに入ってる誰でも知ってるハイブランド。黒色で、ワンポイントに赤が入ってて、似合いそうだなって。

私は首にまいてあげた。

「巻いてくれんの？こんなの巻いてたら、彼女いるってモロバレじゃん。…ま、いいけどよぉ」

またまた顔を赤くする三橋くん。もう、たまらなく可愛い。
当たり前でしょ、周りへの牽制のためだよ。
とっても似合ってた。