猪達の恋模様4

148話 ページ25

伊之助とAは、炭治郎と善逸と入れ替りで入浴から上がってきたばかり…


A「伊之助、髪濡れすぎ、拭いてあげるからおいで」
伊之助「おう！」



伊之助は素直にAの前に座り頭を拭いてもらう



A「そろそろ自分で拭こうね」
伊之助「めんどくせぇ！」



そう、伊之助はいつもAに髪を拭いてもらう為自分ではしない



伊之助「しょーがねえ」
A「？」
伊之助「今日は特別にAの拭いてやる！」


ガバッと振り返る伊之助


A「えぇ、いいよ。自分でする」
伊之助「俺がやる！！」



強制的に体を反転させられ、伊之助の前に座っている体制にさせられる


拭いてもらうのが嫌ではないが、伊之助は絶対雑だろう、痛いだろうなという気持ちから拒否していた



A「優しくしてね」
伊之助「俺にまかせろ！」



ガシガシと拭かれるものの意外と優しい手付き


少しウトウトしてくるA



A「…」
伊之助「寝るんじゃねぇA！」


顔を覗き込まれる



伊之助「……」
A「寝てない寝てない…どうしたの？」


伊之助は黙り込む



A「伊之助？」
伊之助「Aなんでこんな良い匂いすんだ？」


フガフガと湿った髪に顔を埋められ首まで嗅がれる


正直くすぐったくて仕方ない


A「伊之助くすぐったいよ」
伊之助「…」

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