猪達の恋模様4

147話 ページ20

そのままAに覆い被さり



胸元に頭をスリスリしたり、首や肩に噛みついたり、キツく抱き締めたりと、とにかくAの上で暴れた


伊之助はこの気持ちをどう消化していいか分からない…


A「わっ…伊之助どうしたの〜」



…



そんな猪同士のじゃれあいは終わり屋敷へと帰っていった



炭治郎「おかえり2人とも〜…は？」
善逸「おせーぞー…は？」


枯葉まみれの猪2頭をみた炭治郎と善逸


やはり一番に騒いだのは



善逸「てめぇーーー！伊之助なにやってんだおらーーー！！！！」
炭治郎「善逸落ち着けー！」


善逸だった。


飛びかかろうとする善逸を押さえる炭治郎

伊之助もやる気か！と構える


善逸「お前まじふざけんな！！山で何してきたこの無知識猪野郎が！！！！」
伊之助「なんだとてめぇー！！！」

炭治郎「まてまてまて、とりあえず落ち着け2人とも」


まとめてくれる炭治郎


炭治郎「ごほんっ…まずはA、きちんと服を着なさい」
A「お…？…はい」


開いてしまっていたボタンを止める


善逸「伊之助てんめぇ〜Aちゃんをこんなにしやがって！」
伊之助「なにがだよ！！！」


そう、A自身は気づいてなかったが、首肩回りは伊之助の噛み痕だらけ…


何をしたのか予想してしまう善逸


炭治郎「伊之助！こんな見えるところに痕なんかつけたらダメだ！！」
伊之助「あ？勝手についた！」


炭治郎「教えただろう！！こんなの見られたら伊之助がAを襲ったと思われるって」
善逸「もうその通りなんだけどなっ！！！」
炭治郎「余計なこというな善逸！」


自棄になる善逸に制止を入れる炭治郎


伊之助「襲ってねぇ！」
炭治郎「伊之助が襲ってないのは俺たちにはわかるけど、周りは分からない！」
伊之助「ヴー…」
炭治郎「やるなら見えないところにしなさいっ」


そこはいいのかよっと善逸の叫び声が響いた1日であった


…


次の日、機能回復訓練にいった炭治郎とA


さすがに首もとの痕は丸見えだった


アオイ「訓練もせずにあの猪は何してるんですか！！！」
炭治郎「すみません、ちゃんとつれてきます」
A「つれてきます…」



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