猪達の恋模様4

138話 ページ11

夕飯の時間…


伊之助「うめぇーー！！」


いつもより上機嫌な伊之助は元気一杯でご飯粒を飛ばしながら勢いよく食べる


もちろん隣にいるAにもかかる


A「伊之助ぇ、飛んでくるよ」
炭治郎「そうだぞ、少しは落ち着け」
伊之助「あ？」


伊之助はAの顔をみる

伊之助が飛ばしたご飯粒がAの頬にくっついている


伊之助「Aなにつけてんだ、子供だな、かわいいな！」
善逸「なっ！！」


そんな普段伊之助からは出てこないような言葉に善逸は驚く


伊之助はAの頬についているご飯粒をガブリと噛みつくように食べた


A「伊之助っ」


突然の事に驚くA


善逸「きぃぇぇええええ！！！何してんだてめぇー！！」
伊之助「あ？ご飯もったいねぇから食べた」
善逸「お前が飛ばしたんだろうが！！！」


いくら応援していた2人がくっついたからといって目の前でこんなことを見せられるのは善逸も苦痛


炭治郎「落ち着け善逸。伊之助、それは前も言ったが人前でしたらだめだっ」
伊之助「あ？なんでだよ！」
炭治郎「Aに襲いかかっているように見えるからだ！」


毎回恒例、伊之助の行動に注意をするときは同じ理由で統一している


伊之助「Aは怖がってねぇ！」
炭治郎「怖がってなくても周りが勘違いして騒がれる！だからだめだ！」
伊之助「…うがーーーー！！！」


伊之助は納得いかず頭を抱えて叫ぶ


A「…」


そんな伊之助をみたAは、正直されて嫌なものではないけど、炭治郎が言うんだ


炭治郎が正しい…


A「これから気をつけよう伊之助」


よしよしと伊之助の頭を撫でるA


伊之助「なっ…」


そのまま静止してしまう伊之助


ほわほわが浮かんできている


伊之助「そもそもお前がご飯粒ひっつけてたんだろっ！」
A「私じゃない、伊之助が飛ばした」
伊之助「ちげぇええええ！！」


ちげぇくねぇわ！と善逸が入り、またまたやかましくなるところだったが炭治郎が止める


炭治郎「そこまでだ、夕飯は静かに食べような」
A「はーい」
炭治郎「はい、改めて伊之助、A。これからも仲良くな！」


改めていただきますとまとめた炭治郎


いただきまーーすっと他3人も食事を始めたのであった

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