猪達の恋模様3

119話 ページ39

機能回復訓練が始まって数日


いまだに伊之助と善逸は訓練に参加してくれない

今日も炭治郎と2人だけだった


休息も必要という事で、お昼に終わって今日はもう自由な時間だ


昼餉も終わり炭治郎は禰豆子が寝ている部屋へ行き、Aは伊之助と会った為一緒に過ごす


A「伊之助、負けたからって不貞腐れないで」
伊之助「不貞腐れてねぇ」
A「ちゃんと訓練行こうよ」
伊之助「…」


はぁ…

こうなったら中々引かない伊之助


伊之助「A」
A「ん？」
伊之助「山に行くぞ！」
A「え、いまから…」


そう言っている間に手を引かれ強制的に連れていかれるA


…


屋敷の近くにある山にたどり着いた伊之助とA


伊之助「ひゃっふぅ〜」


伊之助は力比べして勝利した鹿の背中に乗って遊んでいる


A「…」


それを眺めるA


伊之助「Aも乗れっ」
A「え〜…その鹿さん伊之助が乗るだけで苦しそうだよ…」
伊之助「あ？そうなのか？」


伊之助は鹿の顔を覗き込む

どうやら疲労でいっぱいの顔を確認した伊之助は悪いと思ったのか素直に背中から降りた


A「でも私も乗りたい」
伊之助「もうあの鹿は無理だろ」
A「鹿さんじゃないよ」
伊之助「？？」


猪同士の会話


伊之助は理解出来ず首をかしげる

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