猪達の恋模様

36話 ページ37

ある日の夕刻…


お婆さん「皆様、今日は近くの町でお祭りがあります。怪我ももう治りかけですし皆様で行ってきてはいかがですか？」


お婆さんのこの一言に皆は夏祭りに行くことにした


A「夏祭りって…なに…」
伊之助「夏の力比べか？」
善逸「なんでだよっ、伊之助の頭は力比べしかないのか！」
炭治郎「そうだな…、まぁ夏に行われる祭りの事を言うんだが、屋台を出して飯を食ったり、遊んだり出来るんだ」
善逸「いこういこうっ！Aちゃんの浴衣姿みたい！」


浴衣…


A「今も浴衣…これでいっていいの？」
善逸「違う違うっ、これも浴衣だけど、猪の被り物もとって、町の女の子見たいに可愛くおめかしした浴衣を着てほしいな！」
炭治郎「いいなーそれ！それで行こうA！」
お婆さん「浴衣ならお貸し致しますよ」
A「ありがとうお婆ちゃん」


Aはお婆さんに別室に連れられ浴衣を着付けてもらっていた


A「お婆ちゃん、こんなに可愛いの借りてもいいの？汚したらどうしよう…」
お婆さん「大丈夫です。汚してしまっても洗ったらいいんですから、今日は気にせず楽しんで下さいませ」


Aの浴衣は深い赤色の帯と、赤色の椿の柄が大人な雰囲気をだし、生地の色はその赤を際立たせてくれるはらくだ色


お婆さん「せっかく被り物もしないので行くのですから、髪型も変えましょうね。」
A「……ほぉぉ」


Aは自分で髪型を変えたことが無いためされるがまま

お婆さんは束髪くずしをささっと行う

Aの前髪は長くないため後ろに束ねず前髪として自然に流している

仕上げに帯の色と合わせた深い赤色の髪飾りを頭に着けて完成


お婆さん「可愛いですね。さぁ皆様の所へ行きましょう。」
A「……うん」


したことないおめかしに照れてしまうA

皆が待っている部屋につき初めての浴衣姿をお披露目

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