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夜まで時間がある ページ13

しばらく笑った後、お互い身支度をして食事を頂く


まだ鎹鴉から何も伝令も鬼の情報も来ない

山をいくつか超えて情報収集…と考えていると
隣で茶を飲む男が静かに喋りだす


「まだ昼だ」


『はい』


「夜までまだ時間がある」


『はい』


そして沈黙。昼だからなんだと言うのだ
言葉に主語が無さすぎると少しむず痒い思いで男が何を言いたいのかを必死に考える


まだ昼。昼を主張している…

昼に何かあるのか…昼にこだわる…

昼でしか出来ないなにか…


昼にしか出来ないこと。夜に出来ない、または行けないこと。

黙って考えていると男が羽織を着て立ち上がる



「甘味を食べに行くぞ」



そう言ってスタスタと部屋を出て行った



『…いや、言葉が足りなさ過ぎるッッ!!!』



思わず声に出してわっと頭を抱えた


急いで追いかける少女と先をゆく男


心做しか男の顔は満足気だ

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設定タグ:冨岡義勇 , 鬼滅の刃 , 不死川実弥   
作品ジャンル:アニメ
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しづ(プロフ) - 、さん» 外したつもりが出来てませんでした…ありがとうございます! (2019年12月15日 16時) (レス) id: 14c6efd9bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しづ | 作成日時:2019年12月15日 14時

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