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少女との昼食 ページ17

少女の家は質素とゆうか少し古かった

だがこの感じはなんだかとても落ち着く


先程少女が食べていたちゃぶ台の所に案内され

座っててください!と言われ、そう、言われるがままここまで来た


少女はお箸、ご飯、焼いた鮭、卵焼き、味噌汁、漬物を持ってきた


俺の前に綺麗に並べると自分も向かいに座り

いただきますと食事を再開した


「いただきます」


俺もそう言って箸を手に取りまずは味噌汁を吸う
美味しい、、自分の作るものより美味しい
食事に感動する不死川

次に卵焼きだ

これまた美味しい、ちょうどいい甘さ
鮭の焼き具合も最高の一言だった

さらにこのお漬物は少女が付けたらしい


2人でちゃぶ台囲って食事するなんて

なんだかまるで…

そう考えた辺りで不死川は我に戻った
俺は今何を考えようとした
冷静ではないと落ち着きを取り戻す


だが突然ピタリと止まった俺に少女は
お口に合いませんでしたか?
と不安そうに見つめてくる


違う、美味い。と伝えると安心したように

微笑みながらご飯を口に運ぶ少女


かわいい…


さっきまでの落ち着きなどどっかへ飛んで行った

この幸せな瞬間を噛み締めようと
またご飯を食べながら少女を見つめるとゆう
褒美の様な時間を存分に味わう不死川だった


食べ終わると少女は思い出した顔をした


『あ!そうだ!おはぎ作ってるんです!まだ食べれますか?』


なに?おはぎだと、最高じゃないかと心の中で大喜びする不死川

だが平気な顔を装っていただくと一言。

少女は嬉しそうに台所に向かっていった


後ろ姿でさえかわいい。

だがそれにしてもこうもトントン拍子に話せるとは思っていなかった


きっともう話す事はないぐらいに思っていたのに。


そんなことを考えていると少女が戻ってきた


少女の手には美味しそうなおはぎ

更にお茶も隣でついでくれて

なんだか心が温まった


早速おはぎに手を伸ばし口に運ぶ

ああ、甘くて美味い


噛み締めていると少女が顔を覗き込んできた


『ど、どうですか…!』

「ああ、美味い」


良かったぁと安心した様に座る少女
直ぐに不安がるところも堪らなく可愛らしい



『あ、そういえばお名前なんですか?』


そうだ、互いの名前を知らないのだ
すっかり忘れていた
おはぎを食べ終えた俺は彼女の方に座り直し伝える

『不死川実弥』

「しなずかわさん…珍しい名前ですね」


自分でも思うこんな名前珍しいにしても珍し過ぎる。

そして少女も名乗る

少女とのお話→←帰宅



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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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花帆 - 完結おめでとうございます! 垣根の外からの出会いや、不死川兄の夢主さんへの対応や感情の変化が本当に可愛くて、微笑ましいです(*´ω`*)温かい気持ちになれるお話で面白いです!!すごい良かったです!番外編もあったら拝読したいぐらいです♪ (2019年9月12日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
深紅 - ほんわかとした雰囲気がとても癒やされました。新作も楽しみにしてます。 (2019年7月30日 21時) (レス) id: d50d29b004 (このIDを非表示/違反報告)
あい* - 最高すぎます…やばいしんどい…(語彙力)すごい好きでさこの小説…!!! (2019年7月25日 10時) (レス) id: 65f8b55b72 (このIDを非表示/違反報告)
白猫とみせかけてアルビノの黒猫(プロフ) - うおおおおお、語彙力とはこの事を言うのですね。好きです。2時間かけて読みましたがとても貴重な時間になりました泣有難う御座いました!! (2019年7月25日 2時) (レス) id: 18a6a661ff (このIDを非表示/違反報告)
ねこずな(プロフ) - ウオオめちゃくちゃ良いお話です!不死川さんめっちゃキュンキュンしますー! 新作も楽しみにしてます!! (2019年7月13日 5時) (レス) id: f038d3e1b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しづ | 作成日時:2019年7月9日 2時

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