検索窓
今日:10 hit、昨日:40 hit、合計:294,169 hit

帰宅 ページ16

家に着くとすぐに不死川は庭に出る

準備してある巻藁をいつも以上の威力で叩き斬る

腹立たしい、憎い、殺 す

この三つの思いのせいで更に刀は重く切れ味は増す


ああ、この解消されぬ苛立ち


とにかく刀を振り続けた


すると昼になった


ああ、今行けばあの子に会えるだろうか

今日は会わないとなんだかやってられなくなった


庭からそのまま通りに出てあの少女の家に向かう


またいつもの位置に行くと

少女は雨戸とガラス戸を全開にして

ちゃぶ台でのんびりご飯を食べていた


奥の部屋の様子も良く見えた


モグモグと動く頬

愛らしいと癒される不死川


すると少女と目が合った

少女は1度むせるとすぐにもちなおし
手を振ってくれた


「こんにちはー!」


そう言うと少女は笑顔でこちらにきた

俺が「あぁ」

と小さな声で返事をすると
口数少ない事を疑問に思ってか
質問をしてくる

『お散歩ですか?』


「いや…」


自覚している、口下手だと、喋ればこの口が何を言い出すか分からなかった


『あっそうだ、お昼食べましたか?』


「いや…」

『作り過ぎちゃったんでどうですか?』


どうですかとはどうゆう意味だろう
色々と思案をめぐらせてみる
考えてる間に少女が答えを出した


『ご飯一緒に食べましょ』


それ即ち少女の家に上がるということ
いいのかとゆう葛藤をしていると少女は
首を傾げながら質問する


『あ、やっぱ…嫌ですよね…会ってまもないですし…』


そんなことは無い、そうじゃないんだと心の中で焦る、早く口動け、早く


「いや、食う」


なんでこんな日本語しか出なかったんだと内心自分を切り刻みながらだが答えないよりはマシだとまた葛藤にケリをつける



少女は俺の答えに満足したのかまた笑いさぁ入ってくださいと俺を玄関に促す



俺は玄関に向かう


小さな声でお邪魔します。と言って入った

少女との昼食→←本性晒せ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (302 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
373人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

花帆 - 完結おめでとうございます! 垣根の外からの出会いや、不死川兄の夢主さんへの対応や感情の変化が本当に可愛くて、微笑ましいです(*´ω`*)温かい気持ちになれるお話で面白いです!!すごい良かったです!番外編もあったら拝読したいぐらいです♪ (2019年9月12日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
深紅 - ほんわかとした雰囲気がとても癒やされました。新作も楽しみにしてます。 (2019年7月30日 21時) (レス) id: d50d29b004 (このIDを非表示/違反報告)
あい* - 最高すぎます…やばいしんどい…(語彙力)すごい好きでさこの小説…!!! (2019年7月25日 10時) (レス) id: 65f8b55b72 (このIDを非表示/違反報告)
白猫とみせかけてアルビノの黒猫(プロフ) - うおおおおお、語彙力とはこの事を言うのですね。好きです。2時間かけて読みましたがとても貴重な時間になりました泣有難う御座いました!! (2019年7月25日 2時) (レス) id: 18a6a661ff (このIDを非表示/違反報告)
ねこずな(プロフ) - ウオオめちゃくちゃ良いお話です!不死川さんめっちゃキュンキュンしますー! 新作も楽しみにしてます!! (2019年7月13日 5時) (レス) id: f038d3e1b6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しづ | 作成日時:2019年7月9日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。