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彼は見た ＊ロー ページ4
シャボンディ諸島
新世界を目指す荒くれ者や金持ち、天竜人が集まるこの島にハートの海賊団も上陸していた
目的は勿論裏ルートである魚人島からの新世界
まずは物資調達
シャチとペンギン、イッカクとウニとクリオネに指示を出し、俺はベポと行動する
街並みは普通。だが天竜人が通った時にはやはり異様な空気が漂う。まぁ、そんなもんだろうと傍観していると
ベポは路地裏にじっと見ていた
何となく自分も視線を向けると
そこには三つ編みの女が地面に項垂れる男に寄り添って何かをしていた
昼間から働く娼 婦か何かだと思うと
女が耳うちした途端男は立ち上がり走り出した
丁度すれ違うように出ていった男は異様だった
顔は幸せとゆうか笑顔で生き生きとしていた
だが瞳孔が開いてかなり興奮している様子だった
女は特に何かしたようには感じなかった
そして遠くで悲鳴が聞こえた
男が倒れたらしい
助ける義理はないが一応駆け付け脈を取る
だが男は既に息絶えていた
特に目立った外傷はない
見た目に病気の兆候もない為
原因は開かなければ分からないようだ
一瞬脳裏を過ぎった考えは拭うことが出来ずに
先程の場所に向かう
女は既に反対の道に歩いていた
目立つ行動は避けねばと路地裏に入り一言呟き
能力を展開する
そして目標の女の位置まで広げた後
近くの樽と交換する
目の前にはあの女
さぁ、聞かせてもらおうじゃないか
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作者名：しづ | 作成日時：2019年12月9日 0時
