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さっきのゲームは負けて、でも私の成績も別に悪いものではないのが悔しくて、もう1回！と私がリベンジを申し出たことから人生ゲーム2回戦が始まる。
慣れてしまえば早く、既に大人時代前半も終わりがけ。
｢あ、結婚･･･｣
｢はぁ？俺以外と？？｣
もう結婚かぁ、はやいなぁと思ってるとさっきのゲーム中にも言われた言葉と全く同じ言葉が飛んでくる。
｢いやゲームですから、てか付き合ってませんって私たち。あとデジャブ感すごいです｣
｢すっ飛ばして結婚することもあるやろ、世の中｣
｢嫌なもんは嫌やろ｣
そこからまた進んで、恋愛マスに止まる度に子供が生まれてる。
･･･というか、なんか、志麻さんの車がすごいことになってる。
｢･･･なんかしまさんすごい大家族ですね｣
｢そやなぁ。･･･俺達もこうなるかもやんな｣
｢なんで結婚する前提なんですか｣
さっきもこんな会話してた気がするけど･･･と思いながら話す。
そんなことを思ってるうちにコントローラーを自分の脇に置いた志麻さんがそっと私の肩に手を伸ばしていた。
｢子供って結婚してなくてもできるやん、どうやって作るかわかる？｣
｢手取り足取り教えたろか？｣
ぎゅっと手を握られ、だんだん志麻さんの顔が近づいてきたかと思いきや通り過ぎていって私の耳を甘噛みした。
｢っひゃ、･･･いいですから！｣
離れようとしても肩を抱かれてるせいで離れられず、じたばたとしていると何故かその手が腰に回ってきた。
｢手取り足取り腰取りやな｣
何も言いたいのか理解してしまったせいで恥ずかしさがMAXだ。
｢っうるさいです！！｣
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作者名：s | 作成日時：2023年11月5日 15時
