甘い沼【sm】 (ページ7)

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開放された後、苦しくてぼーっと思考することをやめる。何もしたくなくて動かずにいるとそっと肩の当たりを押されてベッドの上に組み敷かれ視界が志麻さんだけになる。

｢苦しかった？｣

そう問われ、小さく頷くとまた楽しそうに笑う。

｢そうかぁ、可愛かったからまたしたいんやけどなぁ？｣

もういやですからね、の意味を込めて軽く睨むと耐えきれないとでも言いたげな勢いで笑い出した。

｢ふは、ほんまかわええなぁ！そんなかわいい涙目で睨んできても上目遣いやからな？理解しとき〜｣

ちゅ、と唇にキスをして志麻さんはベッドから降りた。着いていく必要はなかったけど、朝ごはん作った方がいいのかなと思って私もベッドから降りるためにまず起き上がろうとした。

･･･起き上がれなかったけど。

だから、すぐそこにまだいた志麻さんのスウェットの裾を軽く掴んだ。それに気づいた志麻さんはびっくりしながらこちらを振り返って私の顔をまじまじと見た。

･･･下アングルから見てもこんなに顔整ってるのは許してもいいのか。

｢昨日のせいで身体しんどいので起き上がれないです｣

｢あ、そういうこと？ええよ。連れてったるで｣

ベッドの前で膝をついて屈む。そのままベッドと私の膝の裏と背中の間に腕を差し込むように入れてそのまま私のことを抱き上げた。