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14日目 ページ2
side 志麻
朝7時くらいに何となく、目が覚めた。
Aちゃんのことをぎゅーっと抱きしめて寝ていたので、そのまま抱きしめているともぞもぞとAちゃんが俺の腕の中で動き出した。
｢おはよー｣
｢おはようございます･･･｣
きっとまだはっきりしていない意識の中にいるだろうAちゃんの返事が返ってくる。いつもは俺が起こしてもらってるからこういうのは少し新鮮だ。
｢お風呂入ろか｣
｢ん〜･･･｣
ああ、こりゃ寝ぼけてるんやろうな。Aちゃんがまだ寝るなら休みの日やし俺ももっと寝ようかな、そう思いながらももっとぎゅっと抱きつくと布団により深く潜ろうとしだす。
｢一緒に入る？｣
｢ん･･･｣
ほとんど寝ているので、肯定なのか否定なのか分からない感じで答えを返してきた。多分このまま寝るので本当は否定の方だと思う。
｢二度寝する？｣
｢ん･･･｣
｢そうなんやぁ、おやすみ｣
ちゅ、とAちゃんの唇にキスをして俺も寝ようとした。
｢っしま、さ･･･？｣
そんな感じで寝ようとした途端、Aちゃんが少しづつ目を開けながら俺の方を見る。
｢あ、起きた？おはよーさん｣
｢おはようございます･･･｣
｢お風呂入ろっか｣
まだ寝ぼけているのか、あっさりと頷いてくれた。
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作者名：s | 作成日時：2023年11月5日 15時
