●たあくん ページ2
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信「A〜！もう8時やぞ〜？！」
信ちゃんの呼ぶ声で目が覚めた私。
『なんでお兄ちゃん起こしてくれへんかったん！？』
信「何回も起こしたわ。起きひんお前が悪いねん」
『起きないなら起きるまで起こしてよ！！』
す「…お前ら朝からうっさい」
リビングと自分の部屋を行ったり来たりバタバタする私と、洗い物しながら私と言い合ってる信ちゃん。
ダイニングテーブルでゆっくり朝食摂ってるすばるくん。
忠「A今日は何時に帰って来る〜？」
『えー、たぶん18時くらい！』
忠「…ふーん」
眠そうな目で歯磨きしながら、今日も寝癖絶好調なたあくん。
聞いておきながら返事めっちゃ適当…
章「あ、おはよ、A」
『おはよ章ちゃん、！』
たぶん今起きたての章ちゃん。
…後のお兄ちゃんは知らん！！
気にしてる暇なんてない！！
『いってきまーす！！』
気ぃつけてな〜という章ちゃんの声を背中で聞きながら私は家を出た。
お兄ちゃんたちったら、こういう時に限って誰も車やバイクで送ってくれへんし！！
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なーんて思ってた朝だけど
帰り際、教室から窓の外を見ると、校門のすぐ外に見慣れた黒い車。
まさかお兄ちゃんお迎えに来てくれた！？優しすぎん！？
って喜んでたら
ポケットのスマホが震えて、画面には「忠義」の文字。
『…もしもし、たあくん？』
忠「もしもしA〜？あのさぁ、ちょっとお兄ちゃんの買い物、付き合うてくれへん？」
『迎えに来てくれたんとちゃうの？
…で、どこ行くん？』
忠「MITSU行きたい。」
『え〜、あそこの店長さん私苦手やから嫌っ』
忠「付いてきてくれるだけでいいからさ〜？」
『付いてくるだけなら章ちゃんでも誰でもいいやん！』
忠「章ちゃんは章ちゃんで忙しいんやって！
…お願い、Aの欲しい服、一着買ってあげるからさ〜？」
『…ほんまに？』
忠「ほんまに。やからお願い、な？」
『…今から教室出るから、ちょっと待ってて』
そう言って私は電話を切った。
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たくさんお兄ちゃんがいる中で、たあくんは特に仲が良い。
一番歳が近いからなんかな？
私がちっちゃい時から、一番可愛がってくれたのは誰よりもたあくん。
だから、こんなことはしょっちゅうやねん(笑)
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ハニーレモン - はい、これからも温かく見守っていきます。 (2019年5月14日 1時) (
レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
∞志優∞(プロフ) - ハニーレモンさん» 初めまして。読んでくださりありがとうございます！妹ちゃんに甘々の仲良しお兄ちゃんたちをこれからもたくさん書いて行きますので、温かく見守ってやってください(^^) (2019年5月11日 7時) (レス) id: ef93d2ccb9 (このIDを非表示/違反報告)
ハニーレモン - 初めまして最初から読んでいます。お兄ちゃん達は妹ちゃんのことが大好きなんだなぁと思いました。これからも喧嘩をしても仲のいいみんなを見ていきたいです。 (2019年5月11日 2時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞志優∞ | 作成日時：2019年2月19日 12時
