名ばかりスタイリスト (ページ3)

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報連相って言葉知らない？ページ3

だいぶ歩いた。
階段も2階分位上がった。
長かった。疲れた。もう歩きたくないと思いました。(小学生の感想文)
1か月ニートしてた身としては少しの運動で息が
上がってしまう。俺のなけなしの体力を投げ打ってやっとたどり着いたとある部屋の前。息を整える。
小学生でも読めるでだろう、この文字。

〈社長室〉

いや、社長室の威圧感やっゔぁ…
半強制とはいえ、昨日までニートだった俺が今日からまたスタイリストとして仕事をするなんて、1か月前の俺は考えてもみなかっただろう。
世の中何が起こるか分からない、だからこそ楽しい
と言うけれど、この先はどうなるのだろうか。
それを少し楽しみにしてしまっている自分がいる。
スタイリストとしてのAは1か月前に捨ててきたというのに。
また、この世界に足を踏み入れてもいいのだろうか。

JW｢何しかめっ面してるのw？｣

｢いや、やっぱ緊張するなって｣

JW｢まぁそうだよねw
……この先、辛い事もしんどい事も、泣きたくなる時も沢山あると思う。だけどそれ以上に有意義で楽しい時間で充実して、きっと毎日があっという間だよ。
私がそうだったように、Aも絶対ここでも輝ける｣

｢…うん。｣

珍しく真剣な口調で話すもんだから、改めて緊張してしまう。

ｺﾝｺﾝ

慣れた手つきで社長室に入るジウォン続いて俺も中に入り込む。部屋の中を見渡すと2人の人がいた。
1人は上等なスーツを着こなす男性。
座っている椅子の位置的におそらくこの人が社長だろう。
そして、もう1人。
その椅子の前に座る、目が大きな黒髪の綺麗な男。
どっかで見たことあるんだけど…
見た目的に俺と同い年か1.2個上くらいか…？

SC｢ヌナ！｣
JW｢おっ、スンチョルもいるのね｣

(すんちょる…？スンチョル……
あっ、スンチョル！？
……SEVENTEENのエスクプスだ)

そう言えば確かに入ってきたこの会社、プレディス
だったな〜〜〜なんて呑気についさっき入ってきた建物を思い出す。やっぱアイドルは顔がいいな～なんて関心してたけど、何だか変な胸騒ぎがする。

ちょっと待て？

①ジウォンと仲が良い(っぽい)SEVENTEENメンバー
②挨拶しに来た社長室に社長だけでなくSEVENTEENメンバーがいる
③エスクプスのヌナ発言

｢ねぇ…もしかして、もしかしなくても、
俺がスタイリングするグループって…｣

JW｢ん？SEVENTEEN ｣

｢……oh｣

なんだか楽しくなりそうな予感☆
俺、これからどうなっちゃうのぉ～(＞＜)
って、やかましいわ