秘密を抱えた少女の初恋2 (ページ9)

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第46話ページ9

your side

『あなたは誰？何者？顔を見せて』
フードの少女は鬼だった

…追手では無さそう

取り敢えずエマを休ませないと

エマを抱えて休む場所を今日中に見つけるのは不可能。

いつ鬼が出てくるかもわからないし、小さい子達も限界が近い。

どうしよう……彼女を信じてついていくべき？

今は彼女についていくのが最善。

もし追手だったらその時考えよう

『………案内、してくれる？』

？？「ええ、もちろん」

ギ「A、大丈夫なの？」

ギルダが心配そうに聞いてきた

大丈夫かは正直わからん………けど今は頼るしかない

『大丈夫だよ、ギルダ』

案内された場所は洞窟みたいな所だった

少女の名は「ムジカ」

もう1人仲間がいるらしい

鬼だけど、宗教上人間を食べないらしく私達と同じものを食べるらしい

ムジカに料理を教えてもらったりみんなすっかり仲良くなっていた

ム「○○、紹介するわ。彼はソンジュ」

『よろしくお願いします………？』

ソンジュという男は長身でフードを被っていた

話を聞くとどうやら死にそうなレイを助けてくれたらしい

エマの様子を2人で見にいくとエマとレイがいた

『エマッ！レイ』

レ「○○！」

エ「あの………」

ム「良かった！目を覚ましたのね。気分はどう？」

ムジカは心配そうにエマの手を握った

エ「えっ、うん。平気ありがとう！」

ム「傷の血も止まって熱も下がったみたい。

薬草がちゃんと効いたんだわ。

でも無茶は禁物、また倒れたら大変よ。

よく………逃げて来たわね。

あの農園から……もう大丈夫、ここにいれば安全よ。

どうか今夜はゆっくり休んでね」