秘密を抱えた少女の初恋2 (ページ1)

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第40話ページ1

Your side

ハウスから脱走してきて初めての朝になった

みんな逃げる速度が落ちてきた

眠気………疲れ………色々だろう

『エマ、少し休憩入る？』

私は先頭に行き、エマに声をかける

エ「うん、みんな！ちょっと休もう！朝ごはんにしよう」

みんながご飯を食べている間、私は周りを見張る

今のところ追手の気配はない……

けど、いつどこから来るかわからないし…

レ「ウェーイ」

レイは私の頭に水の入った瓶をのせる

『！レイ！』

レ「少なくともここは猛獣の縄張りじゃない。気負いすぎ俺も見張るからお前も休め」

レイってなんだかんだ優しいよなぁ

『ありがとう』

レ「……ごめんな」

『何が？？』

謝れるようなことしたっけ？？

レ「髪…と耳…」

『髪は大丈夫！そろそろ切ろっかなって思ってたし。

耳…は切り落としたの自分だし、レイが気にする必要ないよ。

生えてくるかもしれないし！

そんなことよりお誕生日おめでとう』

レ「……ありがと。髪似合ってる。……なんか素が出てるな」

レイは私の頭に手をのせた

『そうかも。ハウスだと気張ってたから真面目系？？だったし』

レ「素はなんかエマに似てるよな。素の方が俺は好き」

『え！？好き！？』

レ「おう。そんな驚くか？」

『いや、嬉しくて…』

レイに好きっていわれるだけでこんなに動揺するなんて……

こんなの初めて…

もしかして私って………
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