紅一点ライフ

ケンカ ページ9

side小瀧





最近、Aとしげが変や。

二人で遊びに行った時らへんからやから、なんかあったんかもな･･･。

今日は全員の撮影。

みんながいればまだマシやけど、運の悪いことに、俺ら三人以外はまだ着いてない。

まあでも同じソファに座ってるぐらいやし、もう仲直り･･･。





「しげ邪魔。あっちの椅子座って」




してなかった。




重「いつものことやろ？何イライラしてんねん」

「うるさい黙って」

重「は？悪いんはお前ちゃうん」

「何が？」

重「危機感なさすぎんねん」

「またその話･･･」

重「ほんまのことやん」

「･･･」

重「お？泣くんか？女子は楽やなー！泣けば許してもらえるし」

「！」






･･･地雷踏んだ。







小「しげちょっと･･･」

「うるさい」


あ。


重「は、」


「うるっさいな！黙れっつったら黙れや！」


重「･･･一人で不機嫌なって八つ当たりとか鬱陶しいねん！」




やばいやばい･･･。



小「二人ともちょっと･･･」





「「小瀧には関係ない！！！！」」





Aが小瀧って言った･･･。

ガチ切れや･･･。






中「おはよー･･･って、どうしたん？」

桐「淳太くんどうした･･･？」






生放送が終わってやってきた二人。



小「淳太･･･照史･･･」




涙目のAと声を荒らげるしげと、俺の足元の倒れたペットボトル。





中「何が･･･」

「なんもない」

小「A･･･？」




なんもないって･･･。



「あたしがなんもないって言ってるからなんもないねん。


･･･トイレ行ってくる」


重「自販機行ってくる」


ペットボトルを拾い上げて、しげも楽屋を出てった。

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