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それからというもの・・









俺は、リボン先生を妙に意識することになり
その後幾度か顔を見かける度 気が付けば





なんだか そんな先生と
視線が合っていたような気がする。









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廊下、階段、授業中の教室・・








冗談って解っていても

何?先生 俺に気があるの______?
なんてさ。








でもね・・ 見たら見たで、フイッとすぐに
顔を 別な方向へ移すから。





_______ 逆に俺も気になって

マジ、なんじゃねーか・・?
そんなことをふと思ってしまったり。









ふわふわと気持ちばかりが翻弄されて
そうなってからやっと

ねぇ、これって先生の戦略だったのかな・・
って 今更ながら 気付くことになる。









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だからといって、
そうそう日常生活に変化が起こることもなく









女「大ちゃん、次の授業抜けよーよ。」

「・・ん、いーよ。」





時々遊んでるクラスの子、
えーと・・ 名前は何て言ったっけ?





その子と
次の授業が始まる前に後ろ扉から教室を出た。









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屋上に続く階段がちょうど
俺たちのクラスの横から伸びていて、

その階段を ちょっと上った
踊り場らしきスペースがいつものサボり場所。


実は、見上げないと視界に入らないから、
授業が始まっちゃえば 完全ノーマークな場所









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授業が始まるチャイムが鳴り響く中、
2人で話してると_______ 。









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女「ねぇ、大ちゃんキスして?」

結局は、頭がそこそこ良くてもやること一緒。





「ん。」









その子の後頭部に左手を回して
首を左に傾けて近づくと、その子の唇へ・・





触れるまであと1センチってとこで









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俺は 「ゴクリ」 と唾を飲み込んだ。








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「・・・・。」

女「・・大ちゃん?」





「あ、ごめ・・」









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教室に入る直前の
リボン先生と ふと、目が合って









でも、そのまま リボン先生は
何事もなかった顔して 中に入ってった。









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ちゅ。





「・・ハイ、今日はここまで。」

女「えーー?」









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なんか、その先をする気が一気に失せて、
「ねみー」って踊り場にゴロンと横になった。









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そっか、次の授業 国語だったっけ・・








すっかり_____ 忘れてたわ。





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作者名:ゆっこ | 作成日時:2015年5月13日 2時

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