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山田「はい? あのーー 俺、
  暇じゃあ ないんです、 けど・・」









「久しぶりの友達の誘いを、
  そーやって、おまえ 断るつもり?」





山田「・・・・・ じゃあ
 1限だけ。
  授業出させて・・14時からの、ヤツ。」









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君は 昔からそうだ・・って呆れた声で。





でも、電話口のあいつの声は
俺が言うのもなんだけど・・嬉しそうだった。









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「ふ。仕方ねぇ。」









*









*









*









その間に、俺は自分の用事を済ませて。


待ち合わせた場所に着いた時には








山田がヒカも誘ってくれて、
すでに、そこに来ていてくれた。









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ヒカ「元気そう、じゃん。」


「ま、なんとか。」









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敢えて2人ともなつきのことは聞かなかったし









俺も・・話をしなかった。




ただ、口から出ないということは・・









状況に、変わりはない・・ってこと。









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それから暫くは、
他愛のない話をしてたんだけど、





どうしても
俺は2人に 聞いてみたいことがあって。









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「ねぇ。高校時代ってさ。


 どんなことが 楽しくて、
  どんなことが 辛かったっけ?」









山田「え?」





ヒカ「んー・・そうだなぁ、
 勉強が辛くって、勉強が辛かった・・」





「そんなんじゃなくて、だよ。」









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山田「ん、そーだな・・



 話が弾めば楽しくて

  思い通りにならないと辛かった、かな。」









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そうだな。基本 そう、だったかも。









「・・・ん。 ありがと。」




ヒカ「なんだよ。何かあったの?」









「いーや、なーーんもねぇよ。」









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山田「______ でも。








 大ちゃん・・・ 笑ってるよ、ちゃんと。」









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そうだね。









それは、周りから見ても、そう見えるんだね。









*









*









*









結局・・・









早く帰ろうと思っていたのに、

家に帰ってきたら、22時を過ぎていた。









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でも、今日はなんだか、








とてもぐっすりと眠れるような


_____俺にはそんな 気が、してたんだ。





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作者名:ゆっこ | 作成日時:2015年5月13日 2時

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