35 ページ36
.
山田「はい? あのーー 俺、
暇じゃあ ないんです、 けど・・」
「久しぶりの友達の誘いを、
そーやって、おまえ 断るつもり?」
山田「・・・・・ じゃあ
1限だけ。
授業出させて・・14時からの、ヤツ。」
.
君は 昔からそうだ・・って呆れた声で。
でも、電話口のあいつの声は
俺が言うのもなんだけど・・嬉しそうだった。
.
「ふ。仕方ねぇ。」
*
*
*
その間に、俺は自分の用事を済ませて。
待ち合わせた場所に着いた時には
山田がヒカも誘ってくれて、
すでに、そこに来ていてくれた。
.
.
ヒカ「元気そう、じゃん。」
「ま、なんとか。」
.
敢えて2人ともなつきのことは聞かなかったし
俺も・・話をしなかった。
ただ、口から出ないということは・・
状況に、変わりはない・・ってこと。
.
.
それから暫くは、
他愛のない話をしてたんだけど、
どうしても
俺は2人に 聞いてみたいことがあって。
.
「ねぇ。高校時代ってさ。
どんなことが 楽しくて、
どんなことが 辛かったっけ?」
山田「え?」
ヒカ「んー・・そうだなぁ、
勉強が辛くって、勉強が辛かった・・」
「そんなんじゃなくて、だよ。」
.
.
.
山田「ん、そーだな・・
話が弾めば楽しくて
思い通りにならないと辛かった、かな。」
.
.
そうだな。基本 そう、だったかも。
「・・・ん。 ありがと。」
ヒカ「なんだよ。何かあったの?」
「いーや、なーーんもねぇよ。」
.
.
山田「______ でも。
大ちゃん・・・ 笑ってるよ、ちゃんと。」
.
そうだね。
それは、周りから見ても、そう見えるんだね。
*
*
*
結局・・・
早く帰ろうと思っていたのに、
家に帰ってきたら、22時を過ぎていた。
.
でも、今日はなんだか、
とてもぐっすりと眠れるような
_____俺にはそんな 気が、してたんだ。
.
292人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆっこ | 作成日時:2015年5月13日 2時