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A「あ、有岡・・・さん・・・？」
「ご、ごめ・・」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 俺、今 何・・してた？
.
はっ・・と 我に返って、
行き過ぎた行動を取ってしまったことを
すぐさま 反省した・・・。
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でも、
そんな 俺の、こころの隙間は
ほんの少し埋められていて
こんな気持ち、悪くないって思ってる
今の 自分・・
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でも それは ＿＿＿＿＿＿＿＿
愛してるのが なつきなのは、
変わることがない、はずなのに・・
目の前にいる、ってだけで
Aを 利用してるのは事実、であって・・
.
それに・・・
なつきとは、雰囲気や姿までもが まるで違う
そんな Aを、可愛いと感じることが
恋っていう感情で、正しいのかってことでさえ
俺には 判らなくって・・・
何が 俺にとっての正解なのか・・
俺の、心の中は ひどく葛藤していた。
*
*
「ごちそうさま。」
そんな 感情の中でも、2人で食べたプリンは
「うめーーーーー！！」
思わず叫んじゃうくらい
ホントに、とっても美味かったし さ、
たった今の俺は、 この上なく 満足してて
食べ終わったプリンの容器とともに
洗ったお弁当箱を、Aに手渡すと・・
「今日は 誰かに
祝って貰えるなんて、思わなかった。」
つい、嬉しくって・・そう 口に出していた。
.
そんな俺に
A「じゃあ、
私 とりあえず良いこと したみたい。」
って Aが言ってくれたから。
.
「ほんとに。」
そういってから 笑って・・・
さっき 反省したばかりだっていうのに・・
.
思わず、Aの頭に 手を置いていた。
.
.
そのまま、手で・・ゆっくりと
彼女の 形の良い頭を 撫でていくと
時が ゆっくりと進む、そんな感じが
こころの隙間を 埋めていってくれてるのが
はっきりと 判る・・・
.
.
そう・・・ 今の俺には
.
＿＿＿＿＿＿＿＿ どっちも 選べなかった。
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作者名：ゆっこ
| 作成日時：2015年5月13日 2時
