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夕方、 列車に乗って 帰ってきたAに、
「おかえり。」
A「ただいまデス。」
「えっと。オムライス、
超おいしかった。 ありがとね。」
と 伝えてそのまま・・・
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プリンを 一緒に食べようと思って、
「待ってた。」
って 素直に、言ってみたんだ。
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そしたら、Aは 本当に困った顔をして・・
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そんな顔しないで？
だってさ、一緒に食べたかったんだもん・・
「一緒に食べたかったの。」
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「＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 俺が。」
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耳元で 意地悪に、そう・・ 囁く と
俺を 上目づかいで見てた、彼女の大きな瞳が
うるっ＿＿＿＿＿ と変わって。
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すごく 快感、 だった。
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「おいで。」
隣に Aを座らせて
心が満たされていくように感じる自分・・
でもこれは、＿＿＿＿ 恋じゃないんだよね？
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誕生日おめでとうって言われて
嬉しくない人は いない、と思う。
「もう1回言って」って、おねだりした俺に
Aが 言ってくれたのは・・
「・・・・うまれてきてくれて、ありがと。」
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「！！」
そのセリフ・・
それって・・・ なつきがよく言ってたやつ。
でも、目を開けて・・今はちゃんと
目の前にいる、君 を見た。
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やっぱ、その姿も声も なつきとは違ってて・・
俺の気持ちも、あの時と違ってた・・・
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そ・・・だよな。
これ、やっぱ・・・ 恋 だ。
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ねぇ・・ なつき。
いいかな。
俺、たぶん 今、ひとりにされたら・・
＿＿＿＿＿ 人生 真っ暗で進めないよ・・・
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これからは、 少しだけ・・
目の前の 年下の彼女に 支えてもらっても
＿＿＿＿＿＿＿ いい、かな・・？
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俺は そんなに強い人間じゃ・・ないんだよ。
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目の前のAを ぎゅっと抱きしめて
人のぬくもりを感じて・・
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不覚にも クラッと
その、温かさに 酔いしれた＿＿＿＿＿＿ 。
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作者名：ゆっこ
| 作成日時：2015年5月13日 2時
