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_________ そこから・・
何もかも、どうでもよくなってしまった。
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それは、多分・・ 自分が思っている以上で。
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普段は、灰のような状態 でも、
話し掛けられれば、心無い笑顔を
延々と作り続けていられる・・
痛い______ 俺。
ヒカ「大ちゃん・・やめなよ。」
山田「ムリ すんじゃねーよ。」
「・・え?
____ 俺は・・いつも通り、だけど?」
心から、笑うことも・・なくなった。
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結局、志望していた大学の試験は
受けなかった。
そもそも、志望していた動機も
とても、浅はかだったのだから、
受ける必要もなかった・・
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担「有岡・・おまえ・・・・。」
俺は、担任に 心無く笑いかけた。
「卒業は、するよ。」
担「・・・・・・。」
「でも・・なんか
もう_____ どーでも・・いんだ。」
「ごめんね・・先生。」
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卒業が決まっても、進路は未定______
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なつきを失った俺は・・
もう、未来が_____ 何も見えなかった。
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山田「どうすんの・・? これから。」
「ん・・ 探す。」
ヒカ「探すったって、
手掛かりとか___ 全くないんじゃ・・」
「探すの。
俺は・・なつきがいないとダメだから。」
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「探して・・また、なつきって呼ぶんだ・・」
なつきを想って 遠い彼方へ視線を送りながら
そう・・ぽつりと 呟いた俺は。
あの日以来 再び、溢れるように流れ出た涙を
山田に 雑に拭ってもらいながら・・
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「______ なつきって呼んで、
この・・ この、手 でっ・・
なつき、のこと 抱き、しめる・・んだ。」
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今日__________ 俺は高校を
卒業 した。
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作者名:ゆっこ | 作成日時:2015年5月13日 2時