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57話 ページ7

No side

イーストン魔法学校には一般的に知られていない場所が数多く存在する
その多くが卒業した生徒が秘密裏に作り出した物ばかりで100年以上その場所に人が立ち入っていないなどザラ

そして____彼女が眠るこの場所もまた、知る人ぞ知る場所となっていた。


学校内でも人気のない。魔獣の住まう区域
その中心部に地下へと続く扉(墓石)がある。その中は地下にも関わらず暖かな日差しと柔らかな風を永遠に感じさせる憩いの場

________ナニカを隠すには最適な場所









コツン
質のいい革靴の音が鳴り響く

コツン コツン
何度も、一定のリズムを持って地上から離れていくその人物は意志を持って階段を降りていき扉の前に立つと迷いなく開けた


「……今日も起きてねぇか」


その人物の目線の先には大樹の根元で目を閉じて規則的な呼吸のまま動かない一人の人間
…………否、厳密に言えば1人のエルフ

制限が解かれたままの魔力は地上から遠く離れたココ最深部で寝るっているにも関わらず上にいる魔獣が当てられ凶暴化するほど影響が大きい

故に、彼女はここで1人眠り続けている。

最初こそ、彼女の部屋で寝かせられていたもののその制限されていない膨大な魔力に同室の人間は疎かその部屋の前を通りかかった人にも身体に影響を及ぼした
恐怖だけならまだ良し。吐き気や気絶、中には血を吐き出した者まで出て来て大騒ぎ

その結果、彼女は人知れない場所へ。知る人ぞ知る 簡単には立ち入れない場所へと移動させられた


「……いい加減起きろよ」


固く閉じられた瞳はもう何日も視線が交わっていない
最初こそ、エルフは睡眠を長く取るのだろう だとか 前回の戦闘で体力を消耗していたからな という自分を納得させるための言い訳を多く思いついていたが、流石に1週間眠り続けたままともなれば話が変わってくる

男はゆっくりと今だ夢の中にいるエルフの頬に触れる


「このまま居なくなっちまう。なんてことはねぇだろうな」


感触はある。温度も呼吸だってしている
まだ生きてる。ココに在る。消えてない

不安と安心が混ざりなんとも言えない気持ちを吐き出すかのように大きく息を吐き出し再度酸素を取り込む


「……あんまり待たせるなよ」

「その言葉には同感する」

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ぱちょ - 初コメ失礼します!誤字があったので指摘させていただきます。仲良しトリオ1の似ているが煮ているになっています…!このままだとカルパッチョと夢主が煮込まれてます…!w (5月4日 1時) (レス) @page31 id: b2625e26c6 (このIDを非表示/違反報告)
青空餅名無し6306号(プロフ) - 補足?にあった大昔女神として存在していたエルフのことですね、すいません私も紛らわしい言い方をしてしまって (4月24日 18時) (レス) id: e874f646c6 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - 青空餅名無し6306号さん» コメントありがとうございます。申し訳ないのですが堕ちる前とは何話くらいをさしてるのか教えて頂くことは出来ますか…?理解力なくてすみません:( ;´꒳`;) (4月24日 18時) (レス) id: 7e8af51d67 (このIDを非表示/違反報告)
青空餅名無し6306号(プロフ) - ヴァンデラーが堕ちる前?に戻ってみんなに会ってみたってできますか? (4月14日 0時) (レス) id: e874f646c6 (このIDを非表示/違反報告)
ショウ(プロフ) - こちらの作品とってもどハマりして一気に見切っちゃいました!個人的にはマドル兄弟との絡みが見たいです。 (4月9日 2時) (レス) @page22 id: 9ce086bdea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2024年3月22日 2時

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