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54話 ページ4

「そういえばオレの得意な魔法見せたこと無かったよね」

「興味もない」


目の前で弾ける魔法 その奥で魔族は距離を取りながら構えを取る


「オレ達魔族に辛辣すぎて君が人類側なの信じられなくなってきた
まぁいいや。オレの得意魔法はね純粋な魔力の圧縮なんだ
全ての魔力を込めて____」

「…」


防御魔法で防ぐものの端からジワジワ壊れていく
大量の魔力を一気に放出された魔法とは言い難い それでも到底人間では起こしえない魔法(呪い)
建物が完全に崩壊する________
















マッシュとドミナを守っていた魔法が塵となって消えていく
2人は戦いの様子は見ることはできなかったものの周りの景色を見てどれだけの威力だったかが容易に想像ついていた

屋敷が建っていたはずの場所は跡形も残っておらず半径10m付近は木々すら消し炭となっている
唯一残っているとすれば対戦していた2人とヴァンデラーの貼った防御結界とその中に居た生徒くらい


「驚いたな あの魔法で生きていたのは君が初めてだよ」


魔族は目の前に立つ女を目にして力なく笑った
服が少々焼けては居るものの目立った外傷は見当たらず無表情で立ち尽くすエルフに魔族は敵対するのを辞めたのか


「オレも生きる為にやるしか無かったんだ
君達だってそうだろう?自分が生きる為ならなんだってやってたはずだ

オレだって初めての殺しは手が震えて」


そこまで言ったところで魔族の首がストンッと地面に落ちる
冷めきった顔で見下ろすヴァンデラーを見て魔族は諦めたように息を吐いた


「オレ(魔族)の言葉に1度も耳を傾けないなんて人間じゃまず有り得ない

お前の方がよっぽど魔族みたいだよ」

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ぱちょ - 初コメ失礼します!誤字があったので指摘させていただきます。仲良しトリオ1の似ているが煮ているになっています…!このままだとカルパッチョと夢主が煮込まれてます…!w (5月4日 1時) (レス) @page31 id: b2625e26c6 (このIDを非表示/違反報告)
青空餅名無し6306号(プロフ) - 補足?にあった大昔女神として存在していたエルフのことですね、すいません私も紛らわしい言い方をしてしまって (4月24日 18時) (レス) id: e874f646c6 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - 青空餅名無し6306号さん» コメントありがとうございます。申し訳ないのですが堕ちる前とは何話くらいをさしてるのか教えて頂くことは出来ますか…?理解力なくてすみません:( ;´꒳`;) (4月24日 18時) (レス) id: 7e8af51d67 (このIDを非表示/違反報告)
青空餅名無し6306号(プロフ) - ヴァンデラーが堕ちる前?に戻ってみんなに会ってみたってできますか? (4月14日 0時) (レス) id: e874f646c6 (このIDを非表示/違反報告)
ショウ(プロフ) - こちらの作品とってもどハマりして一気に見切っちゃいました!個人的にはマドル兄弟との絡みが見たいです。 (4月9日 2時) (レス) @page22 id: 9ce086bdea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2024年3月22日 2時

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