53話 ページ3
｢オレ達は君の後ろにいるマッシュ バーンデットの心臓目当てで来たんだ
でもオレ達の上がこのザマ(気絶)なら無理に戦う理由もない
今日のところは帰らせるよ｣
｢そう｣
ドゥウムとイノセント ゼロを護るように巻かれていた鎖が解かれドゥウムはイノセント ゼロを抱えると逃げるように亜空間へと消えていく
｢でも、君は逃がさないよ｣
｢知ってるさ。彼らを簡単に逃がしてくれたのには感謝する
一応彼らと同盟を組んでるからね死なれては困る｣
｢魔族にそんな感情ないでしょ｣
私の言葉に魔族はニコリと笑いながら
｢彼らが死ねば僕らの''ご飯''が無くなるから｣
｢は｣
一瞬の動揺 その隙を魔族は見逃さなかった
魔族の繰り出した攻撃はヴァンデラーの腹部を貫通する
｢はぁ〜ようやくちゃんとした一撃が当たったわぁ｣
よろけつつも直ぐに体制を整えたヴァンデラーは目の前の魔族を睨みつける
｢でまかせ……？｣
｢いーや？さっきの言葉は本当だよ
彼らはボクらにご飯を提供するために色々なものを作り出してくれている
魔力を無くす薬だったり、魔力を持たない子を産ませるための薬剤だったり……まぁ全て三男のが行っているやつだって聞いてるけど
それに魔族にご飯を出すのは彼らじゃなくて君が味方している魔法局の方だよ。魔族との契約は魔力を持たない子を献上することだからね
残念だけどこの世界に君の求めている綺麗な人間は居ないよ｣
目眩がした
彼ら魔族の言うご飯はきっと『人間』のこと。そして魔法局が出している……？
｢そう…謎が解けたよ……
なんで君ら魔族が人類と手を組んだのか
そういうことだったんだね……!｣
｢おっと。今君が殺意を向けるべきなのはオレじゃないでしょ
オレ達魔族は、君達人類が決めたルールー上で生きているんだからさ｣
｢君らが生きていなければそんなルール消えるんでしょ｣
｢魔族のこと嫌いすぎ
オレらも一応生きてるのになぁ｣
｢ただ人の言葉が喋れる魔物が何言ってるの｣
｢酷い言われよう
人間と触れ合う時間が君の生きていた時代より長いから考えていることは分かるのに｣
どうやら君とは相容れない存在みたいだね。
その言葉を合図かのようにお互いの魔法がぶつかり合う
室内の損傷が激しさを増し窓が、壁が、天井さえ崩壊していく
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ぱちょ - 初コメ失礼します！誤字があったので指摘させていただきます。仲良しトリオ1の似ているが煮ているになっています…！このままだとカルパッチョと夢主が煮込まれてます…！w (5月4日 1時) (
レス) @page31 id: b2625e26c6 (このIDを非表示/違反報告)
青空餅名無し6306号(プロフ) - 補足？にあった大昔女神として存在していたエルフのことですね、すいません私も紛らわしい言い方をしてしまって (4月24日 18時) (レス) id: e874f646c6 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - 青空餅名無し6306号さん» コメントありがとうございます。申し訳ないのですが堕ちる前とは何話くらいをさしてるのか教えて頂くことは出来ますか…？理解力なくてすみません:( ;´꒳`;) (4月24日 18時) (レス) id: 7e8af51d67 (このIDを非表示/違反報告)
青空餅名無し6306号(プロフ) - ヴァンデラーが堕ちる前？に戻ってみんなに会ってみたってできますか？ (4月14日 0時) (レス) id: e874f646c6 (このIDを非表示/違反報告)
ショウ(プロフ) - こちらの作品とってもどハマりして一気に見切っちゃいました！個人的にはマドル兄弟との絡みが見たいです。 (4月9日 2時) (レス) @page22 id: 9ce086bdea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2024年3月22日 2時
