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7話 ページ7

迷路を突っ切ってゴールしたマッシュと私
周りからのブーイングは酷いもので既にマッシュは私の体を盾にして隠れていた
身長差ありすぎて隠れきれてない頭や背中はこの際無視しよう


「迷路というお題であって壁を壊してはいけませんなんてルールなかったでしょ」


「なんだこの女屁理屈がすぎるぞ!
そもそもこんな壁壊せるやつの方がおかしい」


男がそう言ったところでウァンデラーは1回の魔法で何枚もの壁を壊して見せた


「おかしい?」

「オカシク ナイ デス」

(力で言いくるめられた!!)


それでも違反行為だと声を上げる者は減らずどうしようかと考えていれば連れてきたレモンが試験監督との取引を吐いた
気に入らなかった私とマッシュを落とす為に意図的に仕掛けていたと。私たちを足止め出来ればレモンは合格にしてやるというなんとも小賢しい手段


「試験監督として終わってるね」

「っ!!生意気なんだよ!!」


試験監督の男は魔法を放つも私の防御魔法で当たることは叶わない
それにさらにムカついたのか男が構えをとったところで


「静まれ!!!!」


宙に浮いた老人が1人
周りの反応を見るにこの学校の校長なのだろう
最終試験は彼が行うらしくまず初めに後ろに居たマッシュが連れていかれてしまった


「マッシュ大丈夫かな」

「す、凄いです!!試験監督の魔法を弾いちゃうなんて!!」


キラキラと目を輝かせるレモンに「別に」と素っ気ない反応を返し周りを見渡す
マッシュが突然消えたことにさっきまで騒いでいた人間も緊張からか口を閉じる

マッシュが戻ってきたかと思えば次はどうやら私だったらしく目の前の景色が変わった


「まず最初に何故我が校を選んだのか聞こう」

「神覚者になる手っ取り早い手段だったので」


迷いなく答える私に周りにいた教師(だろう)人達がザワザワと騒ぎ始める


「なるほど……お主、神覚者を目指しておるのか」

「この世の原理を知るのは上に立つ方が理解しやすいですから」

「自身がならない未来など考えられないような言い草じゃな」

「そうですね、私はこの世界で誰かに負けることが想像できません」


周りのどよめきがより一層大きなものへと変化していく
あるものは無礼なやつだと怒り
あるものは蔑んだように笑う

そんな彼らを無視するように私と目の前の人物は見つめあったまま___


「……なるほど、その言葉もあながち嘘ではないようじゃな
君のような子は初めてじゃ
ようこそ。イーストン魔法学校へ」

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ありもぎ - 大好きですッッッ (3月21日 18時) (レス) @page50 id: 5a5aa31b6c (このIDを非表示/違反報告)
pjzfypgcgm(プロフ) - めっちゃおもしろいのに更新も早いなんてさいこー!!神!! (3月20日 22時) (レス) @page50 id: 898c7a0812 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 良い作品!めっちゃ面白い! (3月16日 9時) (レス) @page35 id: 3801cff032 (このIDを非表示/違反報告)
青空餅名無し6306号(プロフ) - この作品大好きです‼︎投稿頑張ってください‼︎ (3月13日 18時) (レス) id: e874f646c6 (このIDを非表示/違反報告)
うにゅ(プロフ) - 好み♡ (3月10日 21時) (レス) @page23 id: 5f8f8b1a53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2024年3月7日 14時

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