44話 ページ44
「あっと……ハイハイ!!勝手に始めないでくださいね!!
イーストン側の追加参加については魔法局側にも確認を取ります!!
試験は明後日別場所で行いますのでそれではこれにて神覚者最終試験の開会式を終わります!!ハイ!!解散!!!!!!」
司会者の早口進行で開会式は幕を閉じると逃げるようにほとんど人が居なくなってしまった大講堂
マッシュはヴァンデラーに駆け寄るとアワアワと全身を見回していた
「怪我してない??ほんとうに大丈夫??」
「大丈夫だよ。傷一つついてない驚かしてゴメンね」
相当怖かったのか強く抱きしめられ離してくれないマッシュに落ち着くまで背中を撫でているとランスやドット達も寄ってきて怒られてしまう
「マジで焦ったわ…分身してるとか聞いてない」
「全く何を考えているんだ」
「少し相手の力量を知りたくてね
敵を騙すなら味方からって言うし。あそこまで派手にやると思ってなかったんだ」
おかげで全然離してくれないし彼の力でだんだん足元浮いてきた
そう話すとランスがマッシュの頭を叩き起さ私を下ろしてくれる
「でもこれで分かったね。彼は殺しに躊躇がない
戦闘は出来るだけ避けるように」
「ヴァンと戦ったらどっちが勝つ?」
マッシュの純粋な質問に私はニコリと笑いながら
「それは勿論私だよ」
「言い切りましたな」
「言い切ったよ」
「完全に言いきったな」
「じゃああのヤベぇ奴をヴァンデラーちゃんに任せるとして「あ、私は戦わないよ」ん〜?」
私の発言に大きく首を傾げるドット
とんでもないくらい首曲がってるけど大丈夫かな
「私が戦闘に加わると相手は圧倒的に不利だからね
私はみんなが死なないよう監視するだけ。まぁことと次第によっての参加かな」
いくらイノセント ゼロの息子であろうと神覚者試験を受けている一般とは変わりない
それに彼は魔族でもなさそうだから
「勝てない相手じゃない
君達なら勝てるよ。でも油断はしないように」
「ああ」
「「はい」」
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ありもぎ - 大好きですッッッ (3月21日 18時) (レス) @page50 id: 5a5aa31b6c (このIDを非表示/違反報告)
pjzfypgcgm(プロフ) - めっちゃおもしろいのに更新も早いなんてさいこー!!神!! (3月20日 22時) (レス) @page50 id: 898c7a0812 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 良い作品!めっちゃ面白い! (3月16日 9時) (レス) @page35 id: 3801cff032 (このIDを非表示/違反報告)
青空餅名無し6306号(プロフ) - この作品大好きです‼︎投稿頑張ってください‼︎ (3月13日 18時) (レス) id: e874f646c6 (このIDを非表示/違反報告)
うにゅ(プロフ) - 好み♡ (3月10日 21時) (レス) @page23 id: 5f8f8b1a53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水菜目 | 作成日時:2024年3月7日 14時