道はどこまでも続く (ページ31)

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31話ページ31

｢私たちの相手としては十分な魔法使いか｣

｢まさかこの世界にこんな魔法使いが存在していたとは驚きだな｣

4人の魔族が何やら話してはニヤリと笑う

｢手を引いてくれるなら殺さないけど｣

｢冗談だろ。明らかにこちらが優勢なのに手を引く馬鹿がいると思うか？｣

｢そう残念｣

魔族
この世界の本に記載されているところを見ると
人とは違った存在、魔人とも呼ばれる
人と同じ言葉を話すが特徴的な角があり顔に線がない。

非社会的動物であり、社会性はほとんど無く、社会を運営するために必要な道徳や良識は絶無。唯一、力による上下関係に従っている

人の姿をした魔物であり、二本線の魔法使いより多くの魔力を有している
人類は魔族と和解することに成功し＿＿＿＿

｢君達は昔から変わらないんだね｣

｢昔？いつの話をしてるんだ｣

｢ずっと昔だよ｣

火花が散る、攻防戦が続く中1番年長者(であろう)の魔族と会話していた

｢確かにお前は二本線と同等、それ以上の魔力を持っているがただの人間だろう？
昔なんて、魔法で過去でも見れるのか？｣

｢……まぁ3000年前に滅んだ生き物なんて存在してるとは思わないか
今の魔族はダメだね。自分のことを過信しすぎている｣

生ぬるい生活を続けた結果、魔法体制も弱くなったのかな

｢ゾルトラーク｣

目の前の魔族の体が貫かれる
塵となって消えていく魔族は最後まで何が起きたのか分からないような顔のまま死んだ

｢君たちの魔法は一通り見たし。もういいよ
抵抗しなければ楽に殺してあげる｣

｢あれ、どっちが敵だっけ？｣

たまたま近くにいたドットバレットは後に語る。
アレは味方だと思いたくない雰囲気だった敵だったら泣いてた。と

4人を葬り生徒たちの加勢に行こうとした時、頭上で大きな魔力を感じて顔を上げた
上で戦っているウォールバーグやイノセントゼロとは違う魔力

｢なんだ、君みたいなモノも居たんだ｣

｢……寄越した魔族が全滅か
少しは楽しめそうだ｣